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美容整形のここが知りたい!医師監修記事

エラ削り(下顎角形成)手術とは?
手術方法や手術後の効果・ダウンタイムなどについて解説

2020.04.26

エラ削り(下顎角形成)とはどのような方法で行う手術か、またその効果や難易度、医師の選びかたなどの、よくいただくご質問にお答えします。エラが張っていることにより輪郭が四角いとお悩みの方はぜひ、最後までご覧いただき正しいクリニック選びにお役立てください。

目次

エラ張りの原因とは?

エラが張っているのが原因で『顔の横幅が大きく見える』『顔がいかつく見える』といった悩みを抱えて来院される患者様が多くいらっしゃいます。 エラ骨を小さくする事で顔の印象が大きく変わります。ここではエラ張りの原因とその治療法を解説したいと思います。

エラ張りの原因は主に次のようなものがあります。

1.咬筋(こうきん)の発達が原因

咬筋とは、下顎(したあご)を引き上げて歯をかみ合わせる働きをする筋肉の事をいいます。 頬部(きょうぶ)から下顎骨(かがくこつ)の外側にかけて位置する筋肉で、食物を噛む働きがあり、咀嚼筋〈そしゃくきん〉とも言われます。咬筋は、奥歯を嚙みしめると頬にぽこっと出てくる筋肉で、ここが発達すると咬筋肥大症(こうきんひだいしょう)といったいわゆるエラ張りの状態になります。

咬筋の発達の原因は様々ですが、特に発達しやすいのは以下のような生活習慣がある人です。
・硬い食べ物を好んで食べる
・歯ぎしりの癖がある
・歯の食いしばりが強い
・歯の噛み合わせや歯並びが悪い(出っ歯や受け口など)
・アゴ(オトガイ)の骨の歪み
特に歯の食いしばりはエラ張りの大きな原因と言われており、日常生活で気を付ける事で改善される場合もあります。

咬筋が原因のエラ張りにはエラボトックス(ボツリヌス治療)が有効です。ボトックス注射はエラ(咬筋)が徐々に痩せてくる事による小顔治療です。切らずに注射のみで行うので傷痕の心配はありません。
また、ボトックスは約半年経つと、自然に体内に吸収され、持続効果が終了します。約半年に1回程度で継続してボトックス注射を行うことで、理想的な小顔の状態をキープする事が可能です。

エラボトックス(ボツリヌス治療)はこちら>>

2.遺伝的な骨格の形が原因

遺伝的な骨格の形でエラが張っている場合、ボツリヌス治療などの簡単な治療では改善が難しいため、美容外科的なアプローチが必要になります。
下顎角形成術(かがくかくけいせいじゅつ)を行い、顔の横幅を小さく修正する事で修正する事でエラ張りが目立たなくなり、高い小顔効果が実現します。 このときに、下顎角(エラ)のみを削るのではなく、下顎体から下縁(下顎底)にかけて連続的に骨切りを行い、外側に張り出した骨を小さくすることで理想的なタマゴ型の小顔効果を得ることができます。

さらに外板(外側皮質骨)を削ることで横顔だけでなく正面から見た時の顔の印象も大きく変わります。 下顎角形成術(かがくかくけいせいじゅつ)は、エラが張っている方や顔を細くしたいとお考えの方におすすめの美容外科手術です。

エラ削り(下顎角形成)手術とは?

下顎角形成術(かがくかくけいせいじゅつ)は、発達して張ったエラ(下顎角)を削り滑らかなフェイスラインに整える施術のことをいいます。

皮下脂肪や筋肉ではなく、エラが出ていることが原因で顔の形が四角い方や、タマゴ型のフェイスラインにしたいという方に人気の整形手術法ですが、高度な形成外科手術を要する手術のため、執刀医には形成外科専門医の高い技術力と美容外科医としての経験値と知識が必要となります。

MIYAフェイスクリニックの下顎角形成術の施術ページはこちら

小顔整形にご興味のある方は、頬骨の骨削り整形(頬骨形成術)についての記事もご覧ください

エラ削り(下顎角形成)手術のメリット・デメリットとは

ここでは、エラ削りのメリットとデメリットを紹介します。 顔の大きさや輪郭は、顔だけではなくその方全体の印象を左右する大きなポイントです。

そのため、メリットやデメリットを十分に理解したうえで、信頼できる技術を持つ医師に相談することが大切です。
クリニックの特徴・ドクター紹介

メリット1.永久的な小顔になれる

筋肉の動きを和らげ、筋肉を縮小させることで小顔効果を期待できるボトックスと違い、張っている骨そのものを削って切除する手術のため、永久的に小顔を維持できます。また、手術は下顎角部を広範囲に削るため横顔のみではなく、正面からもエラ部分の縮小を実感できます。

メリット2.全体的に優しい印象に

エラが出ている(張っている)と、きつい印象を与えてしまいがちになります。当院へご相談に来られる患者様の中にはエラが張っているために、顔が四角く男性っぽい印象になってしまい、メイクやヘアスタイルに悩んでいる。という方も多くいらっしゃいます。エラを削ることにより、フェイスラインが丸みを帯び優しい印象になります。

メリット3.傷痕が見えない

エラ削りを行う際に、切開する範囲は3~5cm程度が一般的です。口の中を切開するため傷跡はみえません。さらに術後の時間の経過と共に腫れが収まると顔表面の皮膚に傷跡がないため、整形したことが他人にばれにくいのもこの手術のメリットです。

デメリット1.全身麻酔による合併症の可能性

エラ削りは一般的に全身麻酔で手術をおこないます。その際に麻酔用のチューブをのどに通します。個人差はありますが、気管支痙攣や喘息発作、使用薬剤によるアレルギーといったトラブルの可能性があります。

デメリット2.リスク・副作用について

口内を切開し、骨を削るため、術後に腫れが生じます。ほかの手術と同様に浮腫や出血、感染の可能性があります。また、一時的な顔面神経麻痺や、オトガイ神経という感覚神経の麻痺による下唇の知覚の低下などを感じる方もいらっしゃいます。 人の顔は元々左右非対称であり、骨以外にも筋肉や皮下脂肪など様々な要因の影響を受けます。左右の顎を均等に削ったとしても完璧な左右対称にはなりません。MIYAフェイスクリニックではこれまで培った経験と美容医療の技術で、できる限り左右対称に近づけます。

デメリット3.腫れや痛みなどのダウンタイムが長い

口の中を切開するといっても、骨を削る施術ですので、個人差はありますが手術後はどうしても腫れや痛みが出てしまいます。痛みは鎮痛剤等で緩和できますが、腫れは約2週間程度続くこともあり、その間は大きく口を開くことができないため、食事や会話の際に不便さを感じます。

エラ削り(下顎角形成)の手術方法

エラ削り(下顎角形成)の手術方法は次の通りです。

1.全身麻酔を行います。

2.口腔内を切開し、骨膜や筋肉の剥離を行います。

3.ドリルで骨に穴をあけて繋げていきます。

4.ノミで骨を落としていきます。

5.口腔内の洗浄を行い、縫合して施術終了です。

エラ削り(下顎角形成)手術後の注意点や経過について

エラ削り(下顎角形成)手術後に注意点や経過については以下の通りです。
・術後の約7日間は要注意
・内出血があることも
・しばらくは口が開けにくくなる
・検診
それぞれについて一つずつ詳しくご紹介いたします。

1.術後の約7日間は要注意

術後7日間はフェイスバンドで強く圧迫し、腫れを予防します。1~2週間ほどで抜糸を行い、大体2週間程度で大きな腫れは引いていきます。痛みのピークは2~3日程度で、ほとんどの方は軽度な鈍痛程度ですが、痛みに敏感な方の場合には痛み止めの追加処方があります。

2.内出血があることも

切開し骨を削るという手術の特性上、手術後に内出血してしまうことがあります。術後の検診で問題がなければ、大きな内出血はおよそ1~2週間程度で消失します。

3.しばらくは口が開けにくくなる

デメリットにも記載しましたが顎関節付近が腫れてしまうと、口が開けにくい「開口障害」が起きることがあります。食事や会話の際に不便に感じますが、徐々に回復し元に戻りますのでご安心下さい。

4.検診

術後の検診を施術1週間後、2週間後(抜糸)、1ヶ月後、3ヶ月後に実施します。
その他、経過の状態などで気になる点あれば、診察を行いますので都度ご連絡・ご相談ください。

エラ削り術のドクターの選び方

外科手術にはリスクがつきものです。 患者様はメリットがあるから手術を受けます。 メリット・デメリットの差し引きでメリットが明らかに上回る結果が予測できないと手術は出来ません。 いかにデメリットを最小限に抑えるかが手術の満足度に大きく影響します。 また、小顔効果を求め、エラ削りを希望される患者様の中には、筋肉の発達や、皮下脂肪が原因でフェイスラインが四角くなっている場合があり、その際は骨を削る必要のないボトックス注射や脂肪減量を行うだけでも「理想のフェイスラインになった」と喜ばれます。

このように本当に改善するべき最善の提案ができるのも、医師の経験や技術が必要です。美容整形手術のリスクを最小に抑え、効果を最大限に引き出せるドクターを選びましょう。

エラ削り(下顎角形成術)の症例はこちら

エラ削り(下顎角形成)の症例写真

エラ削り(下顎角形成術)手術によるビフォアフターの変化を症例写真でご紹介します。

【エラ削り(下顎角形成術) 20代女性の症例写真】

エラ削り(下顎角形成術) 女性症例

【エラ削り(下顎角形成術)の料金】

エラ削り(下顎角形成術) ¥1,320,000(税込)
全身麻酔 ¥165,000(税込)

 

【エラ削り(下顎角形成術)のリスクと副作用】

腫れ、浮腫、出血、感染、顔面神経麻痺、下口唇の知覚低下

エラ削り(下顎角形成)手術の料金について

MIYAフェイスクリニックのエラ削り(下顎角形成)手術の施術費用は1,320,000円(税込)です。前述いたしましたが、エラ削りは全身麻酔下で行う医師の技術が問われる難易度の高い手術です。骨格を整える手術となりますので、患者様の要望をただかなえるだけではなく、あなたのお顔にとって、理想的なフェイスラインとはなにか、をしっかりと提案し、実現できる技術力と経験値が求められます。
MIYAフェイスクリニックでは、宮里院長自らがカウンセリングから施術まで行い、患者様の理想をしっかりとお聞きし、お顔全体とご希望を踏まえた効果的な治療をご提案させていただきます。

費用だけではなく、担当する医師の経験や口コミなどをよく確認し、実際にカウンセリングを受け、ご自身の目で見極めましょう。

エラ削り(下顎角形成)手術をお考えの方は医師に相談しよう

下顎角形成術は、全身麻酔を用いた難易度の高い手術です。前述のように手術のリスクをなるべく低くするには、医師が持つ正確な解剖の知識や高度な技術、豊富な経験が非常に重要です。さらには、美容面からみたフェイスラインはどのようなものが美しいのかを理解していなければなりません。 手術をお考えの方は医師と十分に相談し、納得のいく手術ができるようにしていくことをお勧めします。

理想のフェイスラインを実現したい方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院

<所属学会情報>