大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

フェイスリフトの傷跡について 3

2026.07.18

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。

今回はフェイスリフトの傷痕について
なぜ当院は生え際切開ではなく頭皮内切開を選択しているのか
のお話をさせていただきます。

フェイスリフト手術では、頬やフェイスラインをどのように引き上げるかに注目が集まりがちですが、
実は切開デザインも手術結果を左右する重要な要素の一つです。
特に側頭部(こめかみ付近)の切開には、
・生え際切開
・頭皮内切開
という2つの代表的な方法があります。
どちらも広く行われている方法であり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
当院では原則として頭皮内切開を採用しています。
今回はその理由についてお話ししたいと思います。

生え際切開とは

生え際切開とは、その名の通り側頭部の髪の生え際に沿って切開を行う方法です。
側頭部の余剰皮膚を処理しやすく、こめかみ周辺のたるみに対しても
アプローチしやすいという特徴があります。
実際に多くのフェイスリフト手術で採用されている方法であり、
優れた術者が行えば良好な結果が得られる術式です。
一方で、生え際切開には注意すべき点もあります。
私が気になるのは「傷跡の見え方」です。
生え際切開では、傷跡が髪の毛の境界部分に位置します。
もちろん傷が非常にきれいに治癒する患者様も多くいらっしゃいます。

しかし、
・髪を結ぶ
・耳を出す髪型にする
・ショートヘアにする
といった場面では、傷跡が見える可能性があります。
また体質によっては、
・傷の赤みが長く残る
・傷がやや幅広くなる
・生え際の不整が気になる
といったこともあります。

実際に他院でフェイスリフトを受けられた患者様の診察で、「髪を上げる髪型がしづらくなった」、
「生え際の傷が気になる」というご相談を受けることもあります。
もちろん全ての方に起こるわけではありません。
しかし私はフェイスリフトにおいて、傷跡が目立ちにくいことも非常に重要だと考えています。

頭皮内切開の最大のメリット

頭皮内切開とは、生え際より後方の頭髪内を切開する方法です。
なお、術前に頭皮を剃毛する必要はありません。
最大のメリットは、傷跡が髪の毛の中に隠れることです。
術後に
・髪を結ぶ
・髪型を変える
・風で髪がなびく
といった状況でも、傷跡が目立ちにくくなります。
フェイスリフトは若返りを目的とした手術です。
顔は若返ったのに傷跡が気になって髪型が制限されてしまうのであれば、
患者様の満足度は下がってしまいます。
そのため私は、できるだけ傷を目立たせないデザインを大切にしています。

「頭皮内切開だと引き上げが弱い」は本当か?

患者様から時々いただく質問があります。
「生え際切開の方がたくさん引き上げられるのではないですか?」というご質問です。
私自身は、そのようには考えていません。
フェイスリフトの結果を決める最も重要な要素は、
・適切な剥離範囲
・SMASの処理
・リガメントリリース
・引き上げベクトル
・テンションのかけ方
です。
つまり、どこを切開したかよりも、深部組織をどう扱ったかの方がはるかに重要なのです。

当院は「しっかり引き上げる」ことを妥協していません

ここは誤解していただきたくない部分です。
頭皮内切開を選択しているからといって、「自然な仕上がりを優先するために引き上げを弱くしている」
わけではありません。
当院ではフェイスリフト手術において、可能な範囲で最大限のリフトアップ効果を目指しています。
患者様が手術を受ける目的は、「少しだけ若く見せたい」ではなく、
「できるだけしっかり改善したい」だからです。
私自身もその思いに応えたいと考えています。
その上で、
・効果
・傷跡
・自然さ
・安全性
のバランスを考慮した結果、頭皮内切開を選択しています。

当院が大切にしていること

フェイスリフトは単に皮膚を引っ張る手術ではありません。
重要なのは、
・しっかり引き上げること
・不自然にならないこと
・傷跡が目立たないこと
・長期的に満足していただくこと
です。
私はフェイスリフトの結果を評価する際、手術直後の写真だけではなく、
「数年後も患者様が満足できるか」という視点を大切にしています。
その考えから、側頭部切開は原則として頭皮内切開を採用しています。

まとめ

当院が頭皮内切開を選択している理由は、
・傷跡が頭髪内に隠れやすい
・髪型の自由度を維持しやすい
・生え際の瘢痕が目立つリスクを減らせる
・フェイスリフトの効果は深部組織の操作によって決まると考えている
・最大限のリフトアップ効果と傷跡の目立ちにくさを両立したい
からです。
もちろん、生え際切開が適しているケースもあります。
大切なのは術式名ではなく、その術式を選択する理由です。
フェイスリフトを検討される際には、「どの方法なのか」だけでなく、
「なぜその方法を選んでいるのか」を担当医に聞いてみることをおすすめします。
その答えの中に、その医師が大切にしている手術哲学が表れていると思います。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院