大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

フェイスリフト後のしびれ・感覚低下はなぜ起こる?いつ戻る?

2026.08.27

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。

フェイスリフトの手術後、「耳の周りを触っても感覚が鈍い」、
「頬や首にしびれたような感じがある」と感じることがあります。
フェイスリフト後の感覚低下は、決して珍しい症状ではありません。
ただ、「神経」という言葉から、顔面神経麻痺を心配される患者様もいらっしゃいます。
今回は、フェイスリフト後になぜ感覚が鈍くなるのか、
どのように回復していくのかについて説明します。

なぜフェイスリフト後に感覚が鈍くなるの?

皮膚には、触った感覚や痛み、温度などを伝える細かな知覚神経が分布しています。
フェイスリフトでは、皮膚や皮下組織を剥離して引き上げるため、
その過程で細かな知覚神経が一時的に影響を受けます。
そのため術後には、耳の周囲や頬、首などで、
・感覚が鈍い
・触った感じがいつもと違う
・ピリピリ、チクチクする
・自分の皮膚ではないような感じがする
といった症状がみられることがあります。

「感覚が鈍い」ことと「顔面神経麻痺」は違います

ここは患者様にぜひ知っておいていただきたい点です。
フェイスリフト後の皮膚の感覚低下と、顔面神経麻痺は同じものではありません。
皮膚の感覚を伝えるのは主に知覚神経です。
一方、表情筋を動かす顔面神経は運動神経です。
そのため、皮膚を触った感覚が鈍いからといって、
それだけで顔面神経麻痺が起きているということではありません。

感覚はいつ戻る?

知覚神経が回復していくにつれて、感覚も徐々に戻ってきます。
回復の途中では、単に感覚が戻るだけでなく、ピリピリしたり、チクチクしたり、
かゆいような感覚が出ることもあります。
回復のスピードには個人差があり、剥離範囲や手術内容によっても異なります。
数週間で完全に元通りになるとは限らず、数か月かけてゆっくり改善していくことも珍しくありません。
そのため、術後早期に感覚が鈍いからといって、
すぐに「神経が元に戻らないのでは」と心配する必要はありません。
ただし、すべての感覚障害が必ず完全に回復するとは限らず、まれに感覚の違和感が
長期間残る可能性についても、手術前に理解しておく必要があります。

術後は感覚が鈍いからこそ注意が必要です

感覚が低下している部分では、熱さや痛みに気づきにくくなることがあります。
そのため、術後にカイロや湯たんぽなどを直接当てたり、熱すぎるドライヤーを近づけたりすると、
本人が気づかないうちに皮膚へダメージを与えてしまう可能性があります。
感覚が十分に戻るまでは、「熱くないから大丈夫」と自己判断しないことも大切です。

術後の変化をあらかじめ知っておくことも大切

フェイスリフトでは、腫れや内出血、傷跡だけでなく、こうした感覚の変化も術後経過の一つです。
知らずに経験すると不安になりますが、手術前から「こういうことが起こり得る」と
理解していれば、落ち着いて経過を見ることができます。
もちろん、感覚低下だけでなく、表情が動かしにくい、左右差が急に強くなった、
強い痛みや腫れを伴うなど、通常とは異なる変化がある場合には、
自己判断せず手術を受けた医療機関へ相談してください。
フェイスリフトは、手術そのものだけでなく、術後の経過を適切に管理するところまでが治療です。

当院でも、患者様が術後の変化を必要以上に不安に感じることがないよう、
手術前の説明と術後の診察を大切にしています。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院