大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

フェイスリフトで不自然な仕上がりを防ぐには?
~目尻・口角・耳に生じる変化の原因~

2026.08.26

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。

フェイスリフトを検討されている患者様から、「顔が引きつれませんか?」、
「目尻がつり上がったり、口角が不自然に引っ張られたりしませんか?」と聞かれることがあります。
フェイスリフトは、皮膚やその下の組織を移動させ、たるみを改善する手術です。
しかし、どの組織を、どの方向へ、どの程度動かすかによっては、
本来大きく変える必要のない目尻や口角、耳などにも影響が及ぶことがあります。

目尻がつり上がって見える理由

こめかみから頬の外側にかけて、外上方へ強い力がかかると、
その力が目尻周囲にも伝わることがあります。
目尻そのものを直接動かしていなくても、周囲の皮膚や組織が強く引かれることで、
「目尻がつり上がった」「目が細くなった」と感じることがあります。

口角が不自然に引かれる理由

頬の皮膚を耳の方向へ強く引っ張ると、その力が口角周囲まで伝わることがあります。
その結果、口が横に広がったり、口角が外側へ引かれたり、
笑っていないのに口角が上がったように見えたりすることがあります。
改善したいのはたるみなのに、本来変える必要のない口元まで変化してしまう。
これも不自然な印象につながる原因の一つです。

頬が横に流れたように見える「lateral sweep」

フェイスリフト後に、頬が耳の方向へ流れたように見えることがあります。
顔のたるみは、単純に横へ強く引っ張れば改善するわけではありません。
下がった組織に対して適切ではない方向へ強い力をかけると、
頬に横方向の流れや引きつれが目立つことがあります。
そのため、強く引っ張ることよりも、組織をどの方向へ戻すのかが重要です。

耳たぶが引っ張られる「Pixie ear」

これまでのコラムで既に説明させていただきました。
皮膚に強い張力が残ったまま耳の周囲を縫合すると、その力が耳たぶにかかり、
下方向へ引っ張られたような形になることがあります。
これが「Pixie ear(ピクシーイヤー)」と呼ばれる変化です。
フェイスリフトでは、顔の輪郭だけでなく、耳たぶの形や位置まで考える必要があります。

「皮膚を伸ばす」と「皮膚で持ち上げる」は違う

私はここが非常に重要だと考えています。
フェイスリフトでは、余った皮膚を適切に伸ばして切除することで、細かなシワが減り、
ハリが感じられることも患者様の満足度につながります。
しかし、皮膚をきれいに伸ばすことと、皮膚の力だけで顔を持ち上げることは違います。
皮膚だけに強い力をかけると、その影響が目尻、口角、頬、耳などにも及ぶ可能性があります。
そのため当院では、皮膚だけでなく、その下にあるSMAS(スマス)などの組織も適切に処理したうえで
最後に皮膚を整えることを大切にしています。

まとめ

フェイスリフトは、「強く引っ張るほど効果が高い」手術ではありません。
大切なのは、どの組織を、どの方向へ動かし、どこに力をかけるのかです。
フェイスラインはすっきりする。皮膚のシワも減り、ハリが出る。
それでも、目尻や口角は不自然に引っ張られていない。
皮膚のシワはきれいに伸ばしたい。
でも、皮膚だけの力で顔を持ち上げない。

私は、このバランスが自然でありながら、しっかりと変化を感じられることが
フェイスリフトには大切だと考えています。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院