ドクターコラム
フェイスリフト手術後の過ごし方~きれいな仕上がりのために大切なこと~
2026.07.25
フェイスリフト
大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。
フェイスリフト手術を受けられる患者様から、「術後は何に気を付ければいいですか?」、
「普通の生活はいつからできますか?」、「腫れを早く引かせる方法はありますか?」、
というご質問をよくいただきます。
フェイスリフトは、手術が終わった瞬間に完成する治療ではありません。
その後の過ごし方も、回復をスムーズに進めるための大切な要素です。
今回は、当院で患者様にお伝えしている術後の過ごし方をご紹介します。
術後1週間は「安静」が最も大切です
フェイスリフトでは、皮膚やSMASを丁寧に剥離し、組織を引き上げて固定しています。
術後数日は、まだ組織が安定していない時期です。
この時期に無理をすると、
・腫れが長引く
・内出血が増える
・出血(血腫)のリスクが高まる
可能性があります。
そのため、
・長時間の外出
・重い荷物を持つ
・激しい運動
・力仕事
は控えていただいています。
「少し退屈なくらい」が、ちょうど良い過ごし方です。
顔はできるだけ触らない
術後は傷が気になってしまうものですが、何度も鏡を見たり、
腫れを確認したりして顔を触ることはおすすめできません。
また、
・頬杖
・強いマッサージ
・フェイスローラー
・美顔器
なども控えましょう。
組織が落ち着くまでは、できるだけ刺激を与えないことが大切です。
寝るときは頭を少し高く
術後数日は、枕を少し高くして寝ることをおすすめしています。
頭を心臓より少し高い位置に保つことで、顔のむくみが軽減しやすくなります。
また、横向きよりも仰向けで眠る方が創部への負担は少なくなります。
フェイスバンドは指示通りに装着しましょう
前回のコラムで既に説明させて頂きました。
当院では、術後7日間は終日、その後は約1か月まで、
ご帰宅後や就寝時を中心にフェイスバンドを装着していただいています。
フェイスバンドは、手術結果を決めるものではありませんが、
・組織を安定させる
・腫れを軽減する
・無意識に顔を触ることを防ぐ
という目的があります。
「少しでも良い回復につながるように」という考えからお願いしています。
飲酒・喫煙は控えましょう
アルコールは血流を増やし、腫れや内出血が強くなる原因になることがあります。
また、喫煙は傷の治りを悪くし、皮膚の血流にも悪影響を及ぼします。
術後しばらくはできるだけ控えることをおすすめします。
激しい運動は焦らずにウォーキング程度であれば比較的早い時期から可能ですが、
ランニングや筋力トレーニングなど、血圧や心拍数が大きく上がる運動は、
医師の許可が出るまで控えましょう。
「まだ大丈夫かな?」と迷う場合は、ご自身で判断せずにご相談ください。
腫れには個人差があります
術後は、「思ったより腫れている。」、「左右差がある気がする。」
と心配になる方も少なくありません。
しかし、多くの場合、腫れや左右差は回復の過程で徐々に改善していきます。
完成までには数か月かかることも珍しくありません。
焦らず、経過を見守ることが大切です。
気になることは我慢せずご相談ください
術後は、小さなことでも不安になるものです。
「こんなことで連絡していいのかな。」と思われる方もいらっしゃいますが、その必要はありません。
傷のこと、腫れのこと、痛みのこと、少しでも気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
術後の不安を一人で抱え込まないことも、安心して回復していただくためには大切なことです。
手術だけでなく、回復までがフェイスリフト治療です
フェイスリフトは、手術が終わればすべて終わりではありません。
術後の過ごし方や経過観察も含めて、一つの治療だと私は考えています。
だからこそMIYAフェイスクリニックでは、手術の技術だけでなく、術後管理にも力を入れています。
患者様が安心して回復期間を過ごし、数か月後、そして10年後にも
「この手術を受けて良かった」と
思っていただけることを目標に、最後まで責任を持って診療しています。
