大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

フェイスリフトとミニリフトの違いは?
~切開範囲と「引き上げ方向」から考える手術の選び方~

2026.08.16

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。

フェイスリフトを検討されている患者様から、「フェイスリフトとミニリフトは何が違うのですか?」、
「できればミニリフトにしたいのですが、それでも十分に上がりますか?」
といったご質問をいただくことがあります。
当院で行っているフェイスリフトとミニリフトはいずれもSMAS法ですが、主な違いは切開範囲です。
そして、この切開範囲の違いが、どの方向へ組織を引き上げられるかという違いにもつながります。
今回は、当院で行っているフェイスリフトとミニリフトの違いについて解説します。

「ミニリフト」はクリニックによって定義が異なります

まず知っていただきたいのは、「ミニリフト」という名称には統一された定義がないということです。
同じ「ミニリフト」という名前でも、クリニックによって、
・切開範囲
・剥離範囲
・SMASの処理方法
・引き上げる方向
・対象とする部位
などが異なることがあります。
そのため、他院と比較する場合は、「ミニリフト」という名前だけではなく、実際にどこまで切開し、
どこまで剥離し、どの方向へ引き上げる手術なのかを確認することが大切です。
以下は、MIYAフェイスクリニックで行っているミニリフトについての説明です。

当院の切開リフトは3種類あります

フェイスリフト(トータル)

当院のフェイスリフトは、上はこめかみ部分から、耳の前、耳の後ろ、
さらにネックリフトまでを含むトータルリフトです。
つまり、こめかみリフト+頬・フェイスラインのリフト+ネックリフトまでを網羅します。

ミニリフト(ハイ〜ミドル)

こめかみ部分から耳の前方までを切開します。
こめかみ部分を切開するため、縦方向へのリフトアップが可能です。
一方、耳の後方までは切開しないため、ネックリフトの効果は得られません。

ミニリフト(ミドル〜ロー)

こめかみ部分は切開せず、主に頬、顎周り、フェイスラインを対象とします。
当院に来られる患者様は、頬や顎、フェイスラインのたるみを気にされていることが多いため、
実際にはフェイスリフトか、ミニリフト(ミドル〜ロー)かで迷われるケースが多くなります。

フェイスリフトとミドル〜ローの大きな違いは「引き上げ方向」

フェイスリフトとミニリフト(ミドル〜ロー)は、どちらもSMAS法で行います。
しかし、大きく異なるのが引き上げ方向です。
当院のフェイスリフトでは、こめかみ部分まで切開するため、
頬やフェイスラインを縦方向、あるいは斜め上方向へ引き上げることが可能です。
縦方向へ引き上げると上方に余剰皮膚が生じますが、こめかみ部分まで切開しているため、
その皮膚を無理なく処理できます。
一方、ミニリフト(ミドル〜ロー)は、こめかみ部分を切開しません。
そのため、縦方向へ大きく引き上げると、上方に生じた余剰皮膚を十分に処理できません。
その結果、フェイスリフトと比べると、横方向・後方へのリフトアップが中心になります。
ここが、単なる「傷の長さ」以上に重要な違いです。

どちらがおすすめですか?

患者様の希望やたるみの程度によって適した手術は異なります。
ただし、頬やフェイスラインを単純に後方へ引くよりも、
下がった組織を上方向へ戻すようなリフトアップを理想とされる方が多いため、
私はフェイスリフトをおすすめすることが多くなります。
トータルフェイスリフトであれば、こめかみ部分まで切開することで
縦方向へのリフトアップが可能となり
さらに耳後方まで切開することで首のたるみにも対応できます。
一方で、「こめかみまで切開したくない」、「主に頬やフェイスラインだけを改善したい」、
「手術範囲をできるだけ限定したい」という場合には、
ミニリフト(ミドル〜ロー)も選択肢になります。

ミニリフト(ハイ〜ミドル)はどんな場合に向いている?

ハイ〜ミドルでは、こめかみ部分を切開するため、縦方向へのリフトアップが可能です。
ただし、耳の後方は切開しないため、ネックリフトの効果は得られません。
つまり、上〜中顔面を中心に引き上げたい場合にはハイ〜ミドル、
頬・顎・フェイスラインを中心に改善したい場合にはミドル〜ロー、
顔から首まで広く改善したい場合にはトータルフェイスリフトという考え方になります。

「ミニ」という名前だけで選ばないことが大切です

「ミニリフト」という言葉は、傷が小さく、負担も少なそうに感じられるかもしれません。
しかし、切開範囲を小さくすれば、その分だけ引き上げられる範囲や方向にも制限が出ます。
大切なのは、「できるだけ傷を短くすること」ではなく、
「希望する変化を得るために必要な切開範囲を選ぶこと」だと私は考えています。
また、ミニリフトはクリニックによって内容が異なるため、手術名だけで比較するのではなく、
実際の切開範囲や剥離範囲、SMASの処理方法まで確認することも重要です。

まとめ

当院では、フェイスリフトもミニリフトもSMAS法で行っています。
主な違いは、切開範囲と、それによって可能になる引き上げ方向です。
フェイスリフトは、こめかみから首までを含む広い範囲を治療でき、
縦方向へのリフトアップが可能です。
ミニリフト(ハイ〜ミドル)は、縦方向へ引き上げることはできますが、
ネックリフトの効果は得られません。
ミニリフト(ミドル〜ロー)は、頬や顎、フェイスラインを中心に治療できますが、
引き上げ方向は後方が中心になります。

どの手術が適しているかは、「ミニかトータルか」という名前ではなく、
どの部位を、どの方向へ、どこまで改善したいのかで考えることが大切です。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院