ドクターコラム
フェイスリフトと同時におすすめしない手術とは?
〜「一度にできる」と「一度に行うべき」は違います〜
2026.09.23
フェイスリフト
大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。
フェイスリフトをご検討されている患者様から、
「せっかく手術を受けるなら、できるだけ多くの手術を一緒に受けたい。」
というご相談をいただくことがあります。
確かに、一度の麻酔で複数の手術を行うことには、通院回数を減らせるなどのメリットがあります。
しかし、美容外科医として私がお伝えしたいのは、
「一度にできる手術」と「一度に行うべき手術」は、必ずしも同じではない。
ということです。
当院では、「できるから行う」のではなく、安全性と最終的な仕上がりを第一に考えて治療計画をご提案しています。
長時間の手術になる組み合わせ
フェイスリフトは、繊細な操作を必要とする手術です。
そこへ複数の大きな手術を追加すると、手術時間が大幅に延びることがあります。
手術時間が長くなれば、患者様の身体への負担も大きくなります。
もちろん、健康状態や手術内容によっては同時に行えることもありますが、「できるだけ一度で終わらせる」ことだけを優先するのは望ましいとは限りません。
顔面骨切り手術との同時手術は慎重に判断します
フェイスリフトは「軟部組織(皮膚やSMAS)」を整える手術です。
一方、顔面骨切りは「骨格」を変える手術です。
どちらもお顔に大きな変化を与える手術であり、術後の腫れや組織の変化も異なります。
そのため、同時に行うことで安全性や術後評価が難しくなる場合には、時期を分けることをご提案することがあります。
これは「できない」のではなく、より安全で確実な結果を目指すための判断です。
本当に必要な治療かどうかを考えることも大切です
「どうせ手術をするなら、目も鼻も脂肪吸引も全部。」
そのようなお気持ちになることは自然なことです。
しかし、すべての治療が本当に必要とは限りません。
例えば、フェイスリフトだけで十分に改善が期待できる方に追加の治療を行うことは、患者様の負担を増やすだけになってしまう可能性があります。
美容医療では、「足し算」をすることよりも、「必要な治療だけを選ぶ」ことが重要だと私は考えています。
二期的に行った方が良い場合もあります
患者様によっては、まずフェイスリフトだけを行い、数か月後に必要であれば別の治療を追加した方が良い場合があります。
その理由は、フェイスリフトによってお顔全体のバランスが変わるためです。
術後に改めて鏡をご覧になると、「思っていたほど他の治療は必要なかった」と感じられる方もいらっしゃいます。
逆に、フェイスリフト後だからこそ、どこを追加で治療するとより自然な仕上がりになるのかが、はっきり分かることもあります。
MIYAフェイスクリニックが大切にしていること
当院では、「一度にたくさんの手術を受けること」が良いとは考えていません。
患者様の安全性、術後の回復、そして長期的な満足度を考えたとき、本当に同時手術が適しているのか、それとも段階的に治療を進めた方が良いのかを、一人ひとり丁寧に判断しています。
美容外科医として大切なのは、「できる手術をすべて行うこと」ではありません。
患者様にとって最も良い結果につながる治療計画をご提案することだと考えています。
まとめ
フェイスリフトと同時に行える手術は数多くあります。
しかし、同時に行えることと、同時に行うべきことは別の問題です。
安全性や身体への負担、術後の仕上がりを考えると、あえて治療を分けた方が良いケースも少なくありません。
MIYAフェイスクリニックでは、「できるかどうか」ではなく、「患者様にとって本当に最善かどうか」を基準に治療をご提案しています。
もし複数の手術をご検討されている場合は、一度にすべてを決めるのではなく、それぞれのメリット・デメリットを十分に理解したうえで、ご自身にとって最適な治療計画を一緒に考えていきましょう。
