大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科
10年後にも「この手術を受けて良かった」と思えるフェイスリフトを。

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

歯科矯正をしたら顔がたるんだ?
矯正後に口元・ほうれい線が気になる理由

2026.09.13

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。

先日、患者様から、
「歯科矯正をして口元が変わってから、顔のたるみが気になるようになりました」
というご相談を受けました。
歯並びや噛み合わせを整えるために行った歯科矯正なのに、「以前よりほうれい線が目立つ」「口元が老けたように感じる」「頬がたるんだ気がする」と感じる方がいらっしゃいます。
では、本当に歯科矯正によって顔はたるむのでしょうか?
結論からいうと、「歯科矯正をすると顔がたるむ」と単純に考えるのは適切ではありません。
大切なのは、矯正によって顔の何が変化し、現在気になっている症状が何によって生じているのかを見極めることです。

歯並びが変わると、口元の見え方も変わります

顔の形は、皮膚だけでつくられているわけではありません。
骨格や歯列があり、その上に筋肉、脂肪、皮膚などの軟部組織が重なって顔の形をつくっています。
歯科矯正によって歯の位置が変化すれば、その上にある唇や口元の見え方も変化する可能性があります。
特に前歯の位置が後方へ変化するような治療では、口元の突出感が改善する一方で、それまでとは口唇やその周囲の軟部組織の見え方が変わることがあります。
その変化を患者様自身が「たるんだ」「老けた」と感じることがあるのです。

「矯正でたるんだ」とは限りません

ここは非常に重要です。
矯正後にたるみが気になるようになったからといって、歯科矯正そのものが皮膚をたるませたとは限りません。
もともと存在していた加齢による皮膚や軟部組織のたるみが、口元のバランスが変わったことで目立つようになった可能性もあります。
また、矯正治療中に体重が減少したり、治療期間中に年齢を重ねたりすることもあります。
つまり、「矯正前」と「矯正後」の写真が違って見えても、その原因がすべて歯科矯正とは限らないのです。

ほうれい線が目立つ=たるみ、とも限りません

「矯正後にほうれい線が深くなった」という相談でも、原因を考える必要があります。
ほうれい線は、単純に皮膚がたるんだからできるものではありません。
骨格、口元の突出度、頬のボリューム、脂肪の位置、皮膚やSMASのたるみなど、複数の要素によって見え方が変わります。
そのため、ほうれい線が気になるからといって、ヒアルロン酸を入れればよいとも、フェイスリフトをすればよいとも限りません。

大切なのは「何が変わったのか」を診断すること

私は、このような患者様を診察するとき、
歯列や骨格の変化なのか。
口元のボリュームの変化なのか。
皮膚やSMASのたるみなのか。
を分けて考えることが大切だと思っています。
たとえば、比較的若い方で口元の支持やボリュームの変化が主体なのであれば、フェイスリフトが適切な治療とは限りません。
一方で、もともと加齢による頬やフェイスラインのたるみがあり、歯科矯正後の口元の変化をきっかけに、そのたるみがより気になるようになったのであれば、フェイスリフトが選択肢になる場合もあります。

必要な治療は、その原因によって変わります。

歯科矯正を否定する話ではありません
今回の話は、「歯科矯正をすると老けるから、矯正しない方がよい」という意味ではありません。
歯科矯正には、歯並びや噛み合わせなどを改善する本来の目的があります。
美容外科医の立場から重要だと思うのは、矯正後に顔の印象が変わったと感じたとき、その原因をすべて「たるみ」と決めつけないことです。
そして美容医療によって治療する場合にも、顔の構造を考えず、気になる部分だけを埋めたり引き上げたりするのではなく、何が変化した結果そう見えているのかを考える必要があります。

顔は、皮膚だけを見ても分かりません

美容外科では、患者様が「ほうれい線が気になる」「口元がたるんだ」と来院されたとしても、その部分だけを診察すればよいわけではありません。
歯列、骨格、脂肪などのボリューム、皮膚、SMAS。
それぞれが重なって、一人ひとりの顔をつくっています。
歯科矯正後にたるみが気になった場合も、「矯正したからたるんだ」と結論づけるのではなく、現在の顔で何が変化し、何が原因となっているのかを見極めること。
そのうえで、ヒアルロン酸などの注入治療がよいのか、フェイスリフトなどの外科治療がよいのか、あるいは治療そのものが必要ないのかを考える。

私は、それが顔の美容医療ではとても大切なことだと考えています。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院