ドクターコラム
20代でフェイスリフトは必要? 〜ほとんどの方にはおすすめしていません〜
2026.08.05
フェイスリフト
大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。
近年、SNSでは20代でフェイスリフトを受けたという投稿を目にする機会が増えました。
その影響もあり、「20代ですが、フェイスリフトを受けた方が良いでしょうか?」、
「将来のたるみを予防するために、早く手術をした方が良いですか?」
というご相談をいただくことがあります。
結論から申し上げると、当院では20代のほとんどの方にフェイスリフトはおすすめしていません。
20代のお顔は、まだ「たるみ」が少ない年代です
フェイスリフトは、加齢によって下がった皮膚やSMAS(表在性筋膜)を
本来あるべき位置へ戻すことで、たるみを改善する手術です。
一方、20代では皮膚のハリや弾力が保たれていることが多く、
加齢によるたるみはほとんど認められません。
そのため、「何となくフェイスラインが気になる」という理由だけでフェイスリフトを行っても、
期待するような変化が得られないことがあります。
「たるみ」と思っていても、原因は別にあることが少なくありません
診察をしていると、「たるみが気になります」と来院された20代の患者様でも、
実際には別の原因がお顔の印象に影響していることがあります。
例えば、
・生まれつきの骨格
・頬やあご下の脂肪のつき方
・エラの張り
・むくみ
・表情筋のクセ
などです。
原因が異なれば、最適な治療も変わります。
そのため、「フェイスラインが気になる=フェイスリフト」というわけではありません。
フェイスリフト以外の治療が適していることもあります
20代では、お悩みに応じて、
・ボトックス治療
・ヒアルロン酸注入
・脂肪吸引
などが適している場合があります。
もちろん、これらの治療もすべての方に必要というわけではありません。
大切なのは、流行している治療を受けることではなく、
ご自身のお顔の状態に合った治療を選ぶことです。
20代でもフェイスリフトが適しているケースはあります
一方で、20代だから絶対にフェイスリフトを行わないということではありません。
例えば、
・大幅な体重減少によって皮膚のたるみが生じた場合
・生まれつき皮膚のたるみが強い場合
・外傷や過去の手術などが影響している場合
・顔面の骨切り手術や脂肪吸引の術後でたるみが生じた場合
などでは、フェイスリフトが適した選択肢となることがあります。
ただし、このようなケースは決して多くありません。
「予防のためのフェイスリフト」は必要でしょうか?
「将来たるまないように、今のうちにフェイスリフトを受けたい」
というご相談を受けることがあります。
しかし、フェイスリフトは予防を目的に受ける手術ではありません。
たるみの状態やお顔のバランスを十分に評価したうえで、本当に必要なタイミングで行うことが、
自然で満足度の高い結果につながると私は考えています。
MIYAフェイスクリニックが大切にしていること
当院では、「フェイスリフトを受けたい」とご来院された患者様に対しても、
必要がないと判断した場合には、その理由を丁寧にご説明し、手術をおすすめしないことがあります。
美容医療には多くの治療法があります。
だからこそ大切なのは、「できる治療」を行うことではなく、
その方にとって本当に必要な治療を選ぶことです。
まとめ
20代でフェイスリフトが必要となる方は、ごく限られています。
そのため、「SNSで見たから」「若いうちに受けた方が良いと聞いたから」
という理由だけで手術を選ぶことはおすすめできません。
本当に大切なのは、ご自身のお顔の状態を正しく診断し、その方に合った治療を選ぶことです。
MIYAフェイスクリニックでは、年齢だけで治療を決めることはありません。
患者様一人ひとりのお悩みやお顔の状態を丁寧に診察し、
「今、本当に必要な治療は何か」を一緒に考えながら、最善の治療をご提案しています。
