大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

ジョールファットとは?本当に脂肪が原因?

2026.08.06

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。

美容医療について調べていると「ジョールファット」という言葉を目にすることがあるかもしれません。
「ジョールファットを取ればフェイスラインがきれいになる」
「ジョールファットがブルドック顔の原因です」
このような説明を見かけますが、本当にそうなのでしょうか。
実は、「ジョールファット」という言葉だけでは、お顔の変化を十分に説明することはできません。
今回は、ジョールファットとは何か、なぜ目立つようになるのか、
フェイスラインが崩れる本当の理由と、どのような治療が適しているのかについて解説します。

ジョールファットとは?

ジョールファットとは、口角の横からフェイスラインにかけて見られる膨らみを指す言葉です。
多くの方は「脂肪のかたまり」と思われていますが、実際にはそう単純ではありません。
この膨らみは、
・脂肪
・皮膚
・SMAS(表在性筋膜)
・支持靱帯
などが加齢によって下垂し、一つの膨らみとして見えている状態です。
つまり、「脂肪だけが増えた状態」ではなく、お顔全体の組織が下がった結果として現れる変化なのです。

ジョールファットはなぜ目立つようになるの?

もっとも大きな原因は「加齢」です。
若い頃は頬の高い位置にあった皮膚や脂肪は、年齢とともに少しずつ下へ移動します。
さらに、それらを支えているSMASや支持靱帯もゆるんでくるため、
組織がフェイスライン付近に集まり、ジョールファットとして目立つようになります。
この変化は誰にでも起こりますが、その現れ方には個人差があります。

ジョールファットとブルドック顔は同じ?

同じではありません。
ジョールファットは、ブルドック顔をつくる原因の一つです。
ブルドック顔とは、
・フェイスラインのたるみ
・ジョールファット
・マリオネットライン
・皮膚のゆるみ
などが重なって生じる、お顔全体の印象を表す言葉です。
つまり、
ジョールファットは「原因の一つ」、ブルドック顔は「見た目の状態」を表しています。

ジョールファットとバッカルファットの違い

この二つは混同されやすいですが、全く異なります。
ジョールファットは、口元からフェイスラインに現れる加齢性の変化です。
一方、バッカルファットは頬の深い位置にある脂肪で、生まれつき誰もが持っている組織です。
若い方ではバッカルファットが目立つこともありますが、
年齢とともに下垂し、お顔のたるみに関与する場合があります。
そのため、「ジョールファット=バッカルファット」ではありません。

ジョールファットは脂肪吸引や切除で改善する?

「ジョールファットだから脂肪を取れば良い」と考えられることがあります。
しかし、多くの40代以降の患者様では、原因は脂肪の量ではなく、組織全体の下垂です。
そのため、脂肪だけを取り除いても、
・フェイスラインが十分改善しない
・皮膚のたるみが残る
・やつれた印象になる
ことがあります。
治療法は、「脂肪が多い」のか、「組織が下垂している」のかを見極めて選ぶことが大切です。

フェイスリフトが適しているのはどんな場合?

ジョールファットが目立つ原因が、皮膚やSMASの下垂である場合には、
フェイスリフトが根本的な改善につながることがあります。
フェイスリフトでは、下垂したSMASを適切な位置に戻し、
余剰皮膚を切除することで、フェイスラインを自然に整えることが期待できます。
重要なのは、「膨らみだけを見る」のではなく、お顔全体のバランスを考えて治療を行うことです。

MIYAフェイスクリニックの考え方

当院では、「ジョールファットがあるから、この治療」という考え方はしていません。
ジョールファットが目立つ原因は患者様によって異なり、
・皮膚のたるみが主体なのか
・SMASの下垂が主体なのか
・脂肪の影響が大きいのか
を丁寧に診察したうえで、最適な治療をご提案しています。
形成外科医として培ってきた解剖学の知識と、美容外科医としての経験をもとに、
一人ひとりのお顔に合わせた診断を大切にしています。
ジョールファットが気になる方は、「脂肪だから取れば良い」と自己判断するのではなく、
まずは原因を正しく知ることから始めてみてください。

それが、自然で長期的に満足できる治療への第一歩になると私は考えています。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院