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美容整形のここが知りたい!医師監修記事

フェイスリフト手術(切開リフト)の効果は?
手術後のダウンタイムや持続期間について解説

2023.09.01

フェイスリフト手術のイメージ

フェイスリフトの効果ってどのくらいあるのだろうか?と疑問をお持ちではないでしょうか。フェイスリフト手術を行うことで、たるみやシワを取ることができ、若返り効果が期待できます。

しかし、フェイスリフト手術を受けようと思ってもフェイスリフトの効果がわからない、手術後のダウンタイムや持続期間が気になるといった方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、フェイスリフト(切開リフト)の治療効果や方法、手術後のダウンタイムやフェイスリフトの持続期間などについて解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

目次

フェイスリフト手術とは

フェイスリフトは切開リフトととも言い、加齢によってできたシワやたるんでしまったフェイスラインを取り戻すために、皮膚を切開しSMAS(表在性筋膜)を引き上げ処理後、たるんだ皮膚を切除しお顔全体引き上げる手術です。
ホホのたるみやほうれい線、マリオネットライン、あご下のたるみなどを改善する高いリフトアップ効果が期待できます。

フェイスリフト手術の方法

フェイスリフトの手術方法は、手術前にデザインした切開線に沿って皮膚を切開し、引き上げ部分の皮膚を剥離し、皮膚の下にあるSMAS(表在性筋膜)を引き上げ処理をした後に、皮膚を引き上げ余った皮膚を切除し、ひきつれやヨレが無く、傷痕が残らないよう丁寧に縫合します。
切開線は、頭側は髪の毛の中から始まり耳の輪郭や軟骨の縁を通り、耳たぶのつけ根の前と後ろを通り耳介の後ろに回り込んでうなじの生え際の傷痕が目立たない部分を切開します。

フェイスリフトの種類と切開線

フェイスリフト手術で得られる効果について

フェイスリフト手術で得られる効果は次の通りです。

皮膚のたるみやシワの改善

肌の老化現象の1つとして「皮膚のたるみ」や「シワ」があります。たるみは皮膚の深い部分で筋肉が衰えることが原因で、お肌全体が下がってきてしまいます。たるみによって毛穴が目立つこともあります。
シワは乾燥が原因で一時的に目元や口元にできる「表皮性のシワ」と、真皮の弾力に関わるコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、減少することで発生する深いシワである「真皮性のシワ」に分けられます。

フェイスリフト(切開リフト)は簡単にいうと、顔の皮膚を引き上げることでたるみやシワを取る手術です。しかし、皮膚を切り取って縫い止めるだけでは皮膚が伸びるだけの効果で長続きしないため、皮膚の下にあるSMASと呼ばれる筋膜を引き上げ、顔の深部の構造から作り直します。たるみやシワはこの施術の段階で改善が見込めます。

ほうれい線やマリオネットラインの改善

ほうれい線とは、「鼻の端」と「唇の端」を結ぶ2本線のことです。ほうれい線が深くなる原因は「頬のたるみ」や「肌の乾燥」「顔の骨格」などが原因として考えられます。

特に頬のたるみは頬を支える肌のハリや筋力が衰え、頬の重みが重力で勝てなくなると頬が下がってきてしまいます。これが、ほうれい線が目立ってしまう主な原因です。

マリオネットラインは、口角から下へ伸びる溝のことで、ほうれい線の下側にできるのが特徴です。笑っている時はあまり目立たないのですが、口を閉じていると腹話術の人形の口元に似ていることから、マリオネットラインをいわれます。こちらも、加齢が主な原因で目立ち始めます。

フェイスリフトを行うことで、気になるほうれい線やマリオネットラインも改善が見込めます。非常に満足度の得られる施術として好評ですので、ぜひご検討下さい。

フェイスラインをシャープに改善

「フェイスラインの崩れ」も、多くの女性に見られる悩みです。フェイスラインが崩れる原因は、元々の骨格の問題がある他にも、不規則な生活や暴飲暴食等による肥満やむくみ、加齢に伴う表情筋の衰えや老廃物の滞り等があります。

フェイスリフトは、このフェイスラインを整える効果もあります。しっかりと皮膚を引き上げることにより顔全体の印象を引き締めます。また、顔をリフトアップする事により、首周りも引き上げられてスッキリする効果も期待できます。

フェイスリフト手術の効果について

ここでは、糸を使ったフェイスリフトと皮膚を切るフェイスリフトの効果について解説いたします。

糸を使ったフェイスリフトの効果

糸を使ったフェイスリフトの施術は、手軽にできる人気のプチ整形治療の一つで、溶けない糸を使う方法と、溶ける糸を使う方法の2種類があります。両者とも、大体1~2年以内の効果が持続するのが一般的です。

溶ける糸を使うと、糸が溶けたら効果がなくなると思われがちですが、糸が身体に吸収される際にコラーゲンを生成し、収縮する二次的な作用効果により、効果の持続が見込めます。

糸による切らないフェイスリフト『スレッドリフト(糸リフト)』の詳細はこちら

皮膚を切るフェイスリフトの効果

皮膚を切るフェイスリフトは、外科治療であるためしっかりとしたリフトアップ効果が望めます。
リフト範囲が違ってもどの部分をどの程度切るかで持続期間に大きな差が生じる事はありません。
当院では切開範囲に応じて「トータルリフト」「ミニリフト」がありますが、一般的に10歳の若返りの効果と言われています。
当院では、しっかりとフェイスリフトを改善したい方には皮膚や筋膜(SMAS)をしっかり引き上げる、切るフェイスリフトを行うことをお勧めしています。

フェイスリフト・ミニリフトの詳細はこちら

フェイスリフト手術後の経過について

フェイスリフト手術後の経過については次の通りです。

ドレーンを抜く(術後1~2日)

フェイスリフトは、広範囲の皮下剥離を行うため、剥がした皮膚の下に血腫(血の塊)が生じることがあります。当院では、術後血腫形成予防にシリコンチューブ(ドレーン)を留置し、ドレーンを通じて皮下に生じた血液を体外に排出する処置を行っています。ドレーンは、術後2日以内に抜去します。

フェイスバンテージの着用

手術後腫れ軽減のため、顔用のバンテージ(包帯)を使用して患部を圧迫していただきます。術後1ヶ月は可能な限り装着していただき、激しい運動を控えていただきますようお願いいたします・

内服、漢方を服用する

抗生剤や痛み止めの薬を処方します。医師の指示に従って服用して下さい。

フェイスリフト手術後のダウンタイムやリスク・副作用について

ここでは、フェイスリフト手術後のダウンタイムや、手術リスク・副作用について解説いたします。

ダウンタイムが長くなる

皮下直下の表財性筋膜(SMAS)処理をするため、非常に引き上げ効果が大きくなるのがフェイスリフトの特徴ですが、皮下剥離の範囲が広くなるため、ダウンタイムが長くなるという特徴があります。

手術の傷痕について

フェイスリフトの切開は側頭部や耳前部、耳後部に及びます。耳たぶの付け根に切開が及ぶため、耳たぶの形を術前と全く同じ状態に維持する事はできません。大きな耳たぶの変形とはなりにくいですが、気になる方は医師にご相談下さい。

形成外科的な縫合手技により、傷痕をより目立ちにくくすることは可能ですが、「完全に傷が残らない」訳ではありません。この認識はしっかり持っておいていただいた方がいいでしょう。傷跡について心配であれば一度医師に相談することをおすすめいたします。

感染症について

感染予防対策として、手術時の清潔操作はもちろんのこと、術後抗生物質の服用を行っております。手術後の免疫力を維持するためには、食事での栄養管理や十分な休憩が必要になります。

薬剤過敏症について

手術では多くの薬剤を使用いたします。身体に適さない場合は重篤な合併症(アナフィラキシーショック等)を引き起こす可能性があります。手術中には最善の注意を払って薬物投与を行いますが、術前に患者様のアレルギー歴の確認を必ずさせていただいております。ご協力いただき、申告に漏れの無いようお願いいたします。

腫れについて

外科手術では、術後に腫れが生じることが普通です。フェイスリフトのような顔の広範囲に皮下剥離等の大きな負担がかかると、顔に大きな腫れが生じます。大きな腫れは2週間~4週間程度で、最終的に腫れが消失するには3ヶ月以上かかります。
腫れの程度には個人差がありますが、多くの方は顔に横幅が生じて太ったように見えることがほとんどです。

 

フェイスリフトの料金について

・ミニリフト(ハイ~ミドル) ¥660,000(税込) (他院修正の場合:¥770,000(税込))

・ミニリフト(ミドル~ロー) ¥715,000 (他院修正の場合:¥825,000(税込))

・フェイスリフト (トータル) ¥990,000(税込) (他院修正の場合:¥1,100,000(税込))

フェイスリフト施術一覧はこちらをご覧ください

 

フェイスリフト手術を行う際の医師を選ぶ際のチェックポイント

フェイスリフト手術を行う際、以下のチェックポイントを確認し、医師を選びましょう。

ホームページに必要な情報が掲載されているかチェックする

フェイスリフト等の美容医療を検討する際、参考にされるのがクリニックのホームページだと思います。しかし、効果や綺麗な仕上がりの症例写真等、実態と異なることが書かれている場合もあるので注意が必要です。メリットだけではなく、「副作用」や「腫れや赤み」「日常生活への影響」等のデメリットについても記載があるかどうかを確認しましょう。
また、院長や勤務する医師が掲載されていない場合も注意が必要です。

医師が発信する情報(ブログ・SNS・症例写真)をチェックする

クリニックには、ブログやSNSを開設している医師も多くいます。自らが手がけた症例写真を掲載していたり、診療や治療に関するポリシーやこだわり等が書かれていたりするので、ご自身の希望が叶えられそうかどうかの相性を見るためにも役立ちます。

偏った情報に惑わされないためにも、患者側から発信された情報だけではなく治療を行う側(クリニック・医師)から発信される情報をチェックしておくことをお勧めします。

MIYAフェイスクリニックのドクターコラムはこちら
MIYAフェイスクリニックのフェイスリフト症例一覧はこちら

実際に会ったときの印象や明確に手術について説明してくれるかチェックする

美容外科で必ず必要なのが「カウンセリング」です。このカウンセリングでの医師に対する印象や手術内容をしっかり説明してくれる医師かどうかをチェックするのは非常に重要です。
美容医療は、非常にデリケートな治療で技術も高度なものを要求されます。「理想とするイメージ」を医師と患者の間ではっきりとさせ、統一しておく必要があります。
また、フェイスリフトを「静脈麻酔(眠る麻酔)を併用せず施行することもできますがお勧めしません。静脈麻酔手術を安全に行うためには、医師の技術や経験値が重要です。フェイスリフトの術後経過においても、どのように対応してくれるかどうかも、より良い医師を見極めるためには大切なポイントです。一人のドクターだけに診てもらうのではなく複数のクリニックを回って色々なドクターの意見を聞くことも 重要です。

ご希望のフェイスラインを手に入れていただくために

美容外科は、手術の結果を患者様ご自身が確認できてしまうため、内臓等の病気の手術とは違ったシビアな結果を求められることがあります。しかも美容外科は、患者様が思い悩んでいるコンプレックスを解消し、若々しさや美しさへの自信が心のエネルギーとなって、その方の人生を大きく変えるようなこともあり得ます。フェイスリフトも、その力を十分持っているといえるでしょう。

美容外科は「商業」だけに走っては良い結果は得られません。外科治療であるためテレビや雑誌やSNS等の情報や広告だけを見て、プチ整形感覚で結果が出る事はまず難しいとお考え下さい。実際の診療の中で十分なカウンセリングを受け、自分自身で確かめることが重要です。広告や情報に踊らされない「目」を養うことが非常に大切です。

まとめ

日本の美容外科の場合、ファッションやメイクのようにマスコミでの知名度や広告の情報によって医師を選ぶ方が少なくありません。費用をかけ、リスクを取ってまで手術を受けたのにもかかわらず、効果がなかったり、結果に不満が残って改めてフェイスリフト手術を受ける方もいます。

フェイスリフトも立派な「医療行為」です。人の顔や身体にメスを入れる以上、形成外科医としての教育をしっかり受けた、「形成外科の専門医」を選ぶ事をおすすめいたします。

MIYAフェイスクリニックでは20年以上培った形成外科専門医の技術と信頼のもと、そして患者様のお悩みに誠実かつ真摯に向き合って「何がベストか」を一緒に模索することを主軸に診療を行っています。
フェイスリフト等の美容整形をご検討の際には、ぜひ当院にご相談下さいませ。

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本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院

<所属学会情報>