大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

フェイスリフトの傷跡について 1

2026.07.15

フェイスリフト

大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。

今回はフェイスリフトの傷痕について
フェイスリフト後のテープは毎日張り替えない方がよいと考える理由
のお話をさせていただきます。

フェイスリフト手術では抜糸後約3カ月の間、傷の上にテープ固定をしてもらっています。
術後の患者様から、「傷のテープは毎日貼り替えた方がいいですか?」
「汚れてきましたが大丈夫でしょうか?」というご質問をいただくことがあります。
一般的には、「清潔を保つために毎日貼り替える方が良い」と考えられがちですが、
当院では少し異なる考え方をしています。
当院では、術後のテープ固定は基本的に自然に剥がれるまで貼りっぱなしにしていただいています。
もちろん、完全に剥がれてしまった場合や、著しく汚れてしまった場合には貼り替えていただきますが、
必要以上に毎日交換することはおすすめしていません。

私自身の考え方が変わったきっかけ

実は、以前の私は患者様に毎日のテープ交換をお願いしていました。
ところがある日、術後検診に来られた患者様の状態を見て驚いたことがあります。
その患者様は、テープ交換をほとんどされておらず、テープもかなり使用感があり、
正直なところ「もう貼り替えた方がよい状態」でした。
ところが、実際にテープを剥がしてみると予想外のことが起こりました。
傷跡が非常にきれいだったのです。
むしろ、頻繁にテープ交換をしている患者様よりも良好に見えるほどでした。
もちろん一例だけで結論を出すことはできません。
しかし、その経験をきっかけに多くの患者様で観察を続けるうちに、
私はあることを確信するようになりました。
それは、「傷は必要以上に触らない方がきれいに治ることが多い」ということです。

テープ交換で傷に負担がかかることもある

テープを剥がすときには、目に見えないレベルですが皮膚に刺激が加わります。
傷が治る過程では、新しく形成された非常に繊細な組織が存在しています。
その時期に何度もテープを剥がして貼り直すことで、わずかながら負担がかかる可能性があります。
また、貼り替えの際に傷を触ったり、洗浄したりする回数が増えることも刺激になります。
もちろん適切なテープ交換が必要な場面もありますが、
「毎日交換しなければならない」というものではないと私は考えています。

傷にとって大切なのは安定した環境

傷は安定した環境の中で治癒していきます。
テープには、
・傷を保護する
・摩擦を防ぐ
・傷への緊張を軽減する
という役割があります。
そのため、テープが問題なく貼れているのであれば、無理に剥がさず
そのまま維持する方が傷にとって有利なことも少なくありません。

当院の術後指導

当院では、
・基本的には貼りっぱなし
・自然に剥がれたら貼り替える
・汚れがひどい場合は貼り替える
・無理に毎日交換しない
という方針で術後管理を行っています。
もちろん傷の状態や患者様の皮膚の性質によって例外はありますので、
最終的には担当医の指示に従っていただくことが大切です。

まとめ

フェイスリフト後のテープ固定は、「頻繁に貼り替えること」が目的ではありません。
大切なのは、傷をできるだけ安定した環境で保護することです。
私自身も過去の経験から考え方が変わり、現在ではできる限り貼りっぱなしをおすすめしています。
術後の傷をきれいに治すためには、実はテープ固定以外にも重要な要素があります。

次回

フェイスリフトの傷跡をきれいにするために本当に大切なこと」についてお話ししたいと思います。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院