ドクターコラム
フェイスリフト手術は10歳若返るって本当?
2026.06.15
シワ治療
大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。
当院では、たくさんの患者様がフェイスリフト手術の相談にご来院されています。
フェイスリフトの効果を説明する際に、「5歳若返る」「10歳若返る」といった表現がよく使われます。しかし実際には、若返りを年齢で表現するのは意外と難しいものです。なぜなら、人によって老化の進み方や顔立ち、皮膚の質が異なるため、「何歳若返る」と一律に言うことができないからです。
私は患者様には、年齢ではなく「たるみの状態」で説明するようにしています。
年齢で測れない「たるみの蓄積」を根本からリセットする」
例えば、現在お顔に見られるたるみは、昨日今日できたものではありません。長年にわたる重力の影響や、皮膚・皮下組織・SMASのゆるみによって少しずつ積み重なってきた結果です。振り返ってみると、10年前の写真でも、程度の差こそあれ、現在につながるたるみの始まりがすでに存在していたはずです。
フェイスリフト手術では、その長い年月をかけて蓄積したたるみを根本から引き上げ、余分なゆるみを取り除きます。そのため、単に「10年前の状態に戻る」というよりも、10年前に存在していた軽度のたるみさえ感じさせない状態になることも少なくありません。
つまりフェイスリフトは、加齢によって蓄積したたるみを一度大きくリセットする治療と考えることができます。
手術後も「老化のスタート地点」が劇的に変わる
もちろん、手術を受けた後も時間は進みますので、加齢そのものを止めることはできません。皮膚や組織は生きている以上、少しずつ変化を続けます。しかし重要なのは、その後の老化の進み方です。
フェイスリフトを受けた方も受けていない方も同じように年齢を重ねますが、スタート地点が大きく異なります。たるみがリセットされた状態から新たに加齢が始まるため、手術を受けていない場合のように、長年蓄積したたるみがそのまま進行し続けるわけではありません。
そのため私は、「時計の針を戻し、たるみの貯金をゼロに戻すだけでなく、その後の進み方もゆるやかにする治療」だと思っています。
10年後の自分へ贈る、最も有効な「エイジング投資」
実際には、フェイスリフト後も少しずつ老化は進みますが、多くの患者さんでは、手術を受けなかった場合と比較して、顔の印象の老化スピードが顕著に遅くなります。その結果として、5年後、10年後に鏡を見たときに、「同年代の方と比べて若々しい印象を保てている」と感じられることが多いのです。
したがって、フェイスリフトは現在の見た目を改善する治療であると同時に、将来の老化に対する非常に有効な投資とも言えるのです。
