大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

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ドクターコラム

なぜ同じフェイスリフトでも結果に差が出るのか?

2026.07.08

シワ治療

術式の名前だけでは結果は決まらない

大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。
フェイスリフトを検討している患者様から、
「同じフェイスリフトなのに、なぜクリニックによって結果が違うのですか?」
という質問をいただくことがあります。
確かにSNSやホームページを見ていると、同じ「ディーププレーンフェイスリフト」、
もしくは「SMAS法」という名前でも、劇的な変化がある症例もあれば、
あまり変化が分からない症例もあります。
患者さんからすると、「同じ手術なのに、なぜこんなに差が出るのだろう?」と思うのは当然です。
実はフェイスリフトという手術は、術式名だけでは結果を語れない手術なのです。
今回は、同じフェイスリフトでも結果に差が出る理由について解説したいと思います。

フェイスリフトは「商品」ではない

例えば車であれば、同じ車種ならどこで買っても基本的な性能は同じです。
しかしフェイスリフトは違います。
例えば、「ディーププレーンフェイスリフト」という名称でも、
・剥離範囲
・リガメント処理
・SMASの扱い方
・引き上げ方向
は医師によって大きく異なります。
つまり、「ディーププレーンフェイスリフト」という名前は同じでも、
中身は全く同じとは限らないのです。

理由① 医師によって診断が違う

まず最初の差は、患者さんの顔をどう診断するかです。たるみと一言で言っても、実際には、
・頬の下垂
・フェイスラインの崩れ
・首のたるみ
・脂肪の下垂
・ボリュームロス
など様々な要素があります。
優れたフェイスリフトは、単に顔を引き上げるのではなく、
どこが老化しているのかを正確に見極めることから始まります。

理由② 剥離範囲が違う

フェイスリフトの効果を左右する重要な要素の一つが剥離です。
十分な剥離を行わなければ、組織は十分に移動しません。
一方で、必要以上の剥離は、
・腫れ
・出血
・神経損傷リスク
を増加させる可能性があります。
つまり、広く剥離すれば良いわけでもなく、狭ければ安全というわけでもありません。
患者さんに合わせた適切な剥離範囲が必要なのです。

理由③ リガメント処理の差

近年のフェイスリフトでは、顔を支えている靭帯(リガメント)の処理が重要視されています。
老化によって下垂した組織は、リガメントによって固定されています。
そのため、どのリガメントを解除するのか、どこまで解除するのかによって組織の動き方が変わります。
同じディーププレーンフェイスリフトでも、この部分の考え方には大きな差があります。

理由④ 引き上げ方向が違う

患者さんがあまり意識しないポイントですが、実は非常に重要なのが引き上げる方向(ベクトル)です。
例えば、フェイスラインを改善したいのか、ほうれい線を改善したいのか、
首を改善したいのかによって、適切な方向は異なります。
引き上げる方向がわずかに違うだけでも、仕上がりの印象は大きく変わります。

理由⑤ 首へのこだわりが違う

実際に年齢を感じさせる大きな要素の一つが首です。
ところが、フェイスリフトを行っても首へのアプローチが不十分な場合があります。
その結果、顔は若返ったのに、首だけ年齢感が残ることがあります。
満足度の高いフェイスリフトでは、顔だけではなく、
フェイスラインから首までを一つのユニットとして考えることが重要です。

理由⑥ 医師の美的感覚が違う

これは技術以上に重要かもしれません。
同じ患者さんを見ても、医師によって理想とするゴールは異なります。
例えば、
・しっかり若返らせたい医師
・自然さを最優先する医師
・中顔面を重視する医師
・首を重視する医師
がいます。
つまり、結果は技術だけではなく、医師の美的感覚にも大きく左右されるのです。

理由⑦ 患者さん自身の条件が違う

忘れてはいけないのが、患者さん側の条件です。
例えば、
・骨格
・皮膚の厚さ
・脂肪量
・たるみの程度
・年齢
・喫煙歴
によって結果は変わります。
同じ手術を行っても、
全員が同じような変化を得られるわけではありません。

術式よりも重要なこと

最近は、「ディーププレーンだから良い」、「SMASだから古い」といった議論を見かけることがあります。
しかし私は、そこに本質はないと思っています。
患者さんにとって重要なのは、術式名ではなく
「自分の顔に合った方法で適切な手術が行われること」です。
ディーププレーンフェイスリフトという名前だけで結果は決まりません。
逆に、術式に関係なく適切な診断と技術があれば、非常に良い結果は得られます。

まとめ

同じフェイスリフトでも結果に差が出るのは、
・診断力
・剥離範囲
・リガメント処理
・引き上げ方向
・首へのアプローチ
・医師の美的感覚
・患者さんの条件
など、多くの要素が関係しているからです。

フェイスリフトは単なる「術式選び」の手術ではありません。

むしろ、「誰が診断し、誰が手術を行うか」によって結果が大きく変わる手術です。
そのため、フェイスリフトを検討する際には術式の名前だけを見るのではなく、
その医師がどのような結果を目指しているのか、
どのような症例を作っているのかを確認することが大切だと私は考えています。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院