大阪難波でフェイスリフト専門クリニック
日本専門医機構認定 形成外科専門医による
美容外科(美容整形)・美容皮膚科・形成外科

TEL.06-6585-9138

ドクターコラム

なぜフェイスリフトでは耳たぶの形が少し変わることがあるのか?

2026.07.10

シワ治療

大阪難波のMIYAフェイスクリニックの宮里です。
フェイスリフト手術を検討されている方から、「耳たぶの形は変わりませんか?」、
「ピクシーイヤーになりませんか?」というご質問をいただくことがあります。
インターネットやSNSでは、ピクシーイヤーがフェイスリフトの
失敗例として紹介されることもあります。
しかし実際には、もう少し複雑な問題です。
今回は、フェイスリフト後に耳たぶの形が変化する理由と、
フェイスライン改善との関係について解説します。

ピクシーイヤーとは?

ピクシーイヤー(Pixie Ear)とは、耳たぶが下方や前方へ引っ張られ、
頬と連続したような形になった状態を指します。
Pixie(ピクシー)とは欧米の伝承に登場する妖精のことで、
耳たぶが小さく尖ったように見えることからこの名前が付けられました。
また美容外科領域では、フェイスリフト後に生じることがあるため、
「フェイスリフト耳(Facelift Ear)」と呼ばれることもあります。
ただし、ピクシーイヤーと一言でいっても程度はさまざまです。
わずかな耳たぶの変化から、明らかな変形まで幅があります。
重要なのは、「耳たぶに変化がある=失敗」ではないということです。

フェイスリフトは何を改善する手術なのか

フェイスリフトの目的は、
・フェイスラインのたるみ改善
・ジョールの改善
・マリオネットラインの改善
・首のたるみ改善
などです。
つまり、顔の下半分から首にかけてのたるみを改善し、若々しい輪郭を取り戻すことが本来の目的です。
そのためには、余った皮膚を適切に切除し、たるんだ組織を上方へ移動させる必要があります。

なぜ耳たぶの形が変化することがあるのか

フェイスリフトでは耳の前後に切開を行い、SMASの引き上げ固定の上、
余剰皮膚を切除して縫合します。
その過程で耳周囲には一定の張力が加わります。
その結果、
・耳たぶの角度が変わる
・耳たぶの位置がわずかに変化する
・耳たぶと頬の境界が変わる
などといった変化が起こることがあります。
これはフェイスリフトという手術の性質上、ある程度避けることが難しい側面があります。

どこまでが正常範囲で、どこからが問題なのか

フェイスリフト後に耳たぶの形が多少変化すること自体は珍しいことではありません。
一方で、
・耳たぶが頬に癒着している
・耳たぶ本来の輪郭が失われている
・誰が見ても不自然な形になっている
このような場合は、修正手術を検討すべきケースもあります。
つまり重要なのは、「耳たぶが変化したかどうか」ではなく、
「顔全体として自然に見えるかどうか」です。

耳たぶの形を完全に守ればよいのでしょうか?

患者様の中には、「耳たぶは絶対に変わってほしくない」と考える方もいらっしゃいます。
もちろん耳たぶの自然さは非常に大切です。
しかし実際には、
耳たぶの形を100%守ることとフェイスラインを最大限改善することが常に両立するとは限りません。
耳たぶへの影響をゼロに近づけようとすると、
・皮膚切除量を減らす
・引き上げ量を弱める
・改善度を控えめにする
などといった調整が必要になる場合があります。
その結果、「耳たぶは全く変わらなかったけれど、フェイスライン改善が物足りない」
という結果になる可能性もあります。

当院の考え方

当院では、
・自然な若返り
・すっきりしたフェイスライン
・バランスの良い輪郭
を実現することを目標に手術を行っています。もちろん耳たぶの自然さにも十分配慮しています。
しかし、もともとの耳たぶの形や皮膚の状態、必要な引き上げ量によっては、
術後に多少の形態変化が生じることがあります。
そのため当院では、「耳たぶの形が全く変化しないことを保証することはできません」
と術前にご説明しています。
一方で、重度のピクシーイヤー変形が生じた場合には、保証期間内に修正対応を行っています。
SNSでは耳たぶだけを拡大して失敗例として紹介されることがあります。
しかしフェイスリフトの本来の目的は、フェイスラインや首のたるみを改善し、
顔全体を自然に若々しく見せることです。
そのため、耳たぶだけではなく顔全体の仕上がりを総合的に評価することが重要だと考えています。
当院では、耳たぶの自然さにも十分配慮しながら、顔全体として自然で美しい若返りを目指しています。

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本専門医機構認定 形成外科専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院