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美容整形外科・美容皮膚科・形成外科

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ドクターコラム

「SMAS法」と「リガメント法」

2022.04.14

シワ治療

大阪難波のMIYAフェイスクリニック院長の宮里です。

当院では、顔のリフトアップの外科治療で、フェイスリフト手術(ミニリフト含む)をご希望される患者様が多く、HPの症例一覧の中で多くのモニター患者様をご紹介させて頂いております。

「しわ・たるみ・フェイスリフトの症例」一覧はこちら

最近、カウンセリングや電話などの問い合わせで、「リガメント」についての質問を受けることが多いため、今回はフェイスリフト手術に関係する「SMAS」と「リガメント」についてお伝えしていきたいと思います。

フェイスリフト手術に関する情報を集める上で、多くの美容外科クリニックのHPでは、高確率の割合で「SMAS(※1)」や「リガメント(※2)」などのキーワードに遭遇することになるかと思います。
フェイスリフト手術では、たるんだ皮膚のみならず、その土台のSMASもひきあげて効果を高める「SMAS法」、それに加えSMASの可動制限の原因となるリガメントの切離及び再固定処理を行い、よりリフトアップ効果を高める「リガメント法」が知られています。

※1 「SMAS」は、顔の筋肉を覆っている表在性筋膜群(superficial musculo aponeurotic system)のことを意味します。
※2「リガメント」は、顔の皮膚、SMAS、筋肉、骨をしっかりと繋ぎ止める支持靭帯のことで、この靭帯がつっかえ棒的に働くためリガメントの付着部位の皮膚は引っ張っても動きにくくなります。

リガメントの処理に関して

①SMAS上のリガメント(レティナキュラーティクス)の切離
②SMAS下の深部リガメント(ディープ・リテイニング・リガメント)の切離及び再固定
の2タイプがありますが、②が通常知られる内容の「リガメント法」になるかと思います。

フェイスリフトの効果を最大限に引き出すには、②の深部リガメントの処理まで行うことが理論上は望ましいのですが、どうしても無視できないデメリットがあることを理解しなければならないと思います。
その代表的なデメリットは、SMAS下の深部リガメントの周囲近くに顔面神経が走っており、解剖学的条件として神経損傷のリスクが高くなることです。

もちろん術者の手技や経験値でリスクの軽減がはかれると思いますが、リガメント法はSMAS法と比べるとリスクが高くなることには変わりありません。また、経験豊富な医師が行えば問題ないことと思われるかもしれませんが、やはり神経損傷のリスクを重要視しないわけにはいきません。
治療を行う際は、医師は患者様にそのメリットだけでなくデメリットに関してもしっかりと説明義務を果たし、患者様からの同意が得られてから手術予定が成立するという診療の流れがあります。
治療法をご提案させて頂く際に、私は自分が患者様の立場だったら果たしてその治療法を選択するのか?、または自分の家族や親しい知人などにその治療を強く勧めることができるかを想像します。

当院では、その治療によるメリット、デメリットのバランスを客観的に考慮した上で、患者様一人一人にとって最も効果的で安全性が高い最善の治療法をご提案させて頂くようにしています。

この度、当院のHPの症例一覧をご覧ください。

【フェイスリフト(トータル)+脂肪吸引(頬・アゴ)の症例81】

フェイスリフト トータル 脂肪吸引 症例1 フェイスリフト トータル 脂肪吸引 症例2 フェイスリフト トータル 脂肪吸引 症例3

【フェイスリフト(トータル)の施術説明】

・顔全体のたるみを改善するトータルフェイスリフトで、ゆるんだ筋膜と皮膚を斜上方へ引き上げるためリフト効果の高い施術の一つです。

 

【脂肪吸引(頬・アゴ)の施術説明】

・頬・アゴ下の脂肪を減らすことで、フェイスラインがスッキリして小顔効果があります。

 

【フェイスリフト(トータル)の料金】

¥990,000(税込)

*フェイスリフト・ミニリフトは、多くの方が静脈麻酔(ロング)¥104,500(税込)を併用されております。

 

【脂肪吸引(頬・アゴ)の料金】

¥385,000(税込)

 

【フェイスリフト(トータル)のリスクと副作用】

内出血・感染・腫れ、むくみ・一過性の顔面神経麻痺・肥厚性瘢痕

 

【脂肪吸引(頬・アゴ)のリスクと副作用】

内出血・感染・腫れ、むくみ・一過性の顔面神経麻痺・肥厚性瘢痕

「しわ・たるみ・フェイスリフトの症例」一覧はこちら

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院

<所属学会情報>