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美容整形のここが知りたい!医師監修記事

切らずに鼻を整形する方法は?
MIYAフェイスクリニックが糸を用いない理由

2023.11.16


鼻は顔の中心にあり、非常に目立つ部分です。理想の形にしたい、バランスのとれた美しい鼻にしたい、コンプレックスを解消したいと考えて美容医療を受ける方が多くいらっしゃいます。この記事では、その鼻の整形の中でも「切らずにできる鼻整形」についてそれぞれのメリット・デメリットからMIYAフェイスクリニックが糸を用いた美容整形を行わない理由まで詳しく紹介します。

目次

切らない鼻整形とは

切らない鼻整形とは、医療用の糸やヒアルロン酸を使用した鼻整形を意味します。 医療用の糸を使用することで、鼻先をツンとさせたり、鼻筋をはっきりさせ鼻を形成することができます。
一方、ヒアルロン酸による鼻整形では、極細の専用針で丁寧にヒアルロン酸注入で鼻の形成を行い、鼻筋をすっきりとバランスを整えることができます。 両施術方法は切らない鼻整形ということで人気ではありますが、それぞれメリット・デメリットがありますので、しっかりそれらを理解して美容外科を受診する必要があります。

ヒアルロン酸を使った切らない鼻整形

切らない整形と聞いて、まっさきに思い浮かべるのはヒアルロン酸注入によるプチ整形ではないでしょうか。
美容外科で取り扱っているヒアルロン酸には様々な種類があります。まずは鼻整形に適したヒアルロン酸の種類と特徴を一部紹介します。

1.ニューラミス ボリューム

韓国メディトックス社で製造しているヒアルロン酸注入剤です。KFDA(韓国食品医薬安全庁)とEDQM(欧州医薬品品質理事会)に認可されています。製造は韓国ですが、資生堂の高品質ヒアルロン酸が原材料となっています。滑らかで吸収が早いのが特徴で、リドカイン(麻酔成分)入りで痛みが小さく、従来のヒアルロン酸よりも副作用や施術後の腫れが軽減されています。 動物性由来のものを使っていないので未知の感染症の可能性が限りなく低いため安全性が高いです。

2.クレヴィエルコントア

注入後、約12~15ヶ月持続する高濃度のヒアルロン酸です。特殊技術により分子間同士に物理的に架橋を与えることで、架橋剤(化学物質)の使用を最小限に抑えています。
高濃度かつ高密度のヒアルロン酸で、効果をしっかりと実感いただけます。
また高い粘性と弾性を持つため、鼻の形をシャープに整えながら鼻筋を高く持ちあげる力があり、注入後の移動が少なく広がりにくいと言われています。
従来のヒアルロン酸よりも副作用や施術後の腫れが軽減されています。

3.ジュビダームビスタボリューマXC

2016年12月に厚生労働省により認可された、比較的新しいタイプのヒアルロン酸です。持続期間が12~15ヶ月と長く、注入後の形を保つ作用が強いのが特徴です。
さらに、密な網目構造のヒアルロン酸ネットワークにより水分を取り込みやすくなり、膨らみにくい低吸収性の性質を持ち、リフトアップ力に優れ注入時のイメージに沿った仕上がりになります。
しっかりとしたボリュームアップをご希望の方におすすめです。

このように、鼻を形成するためのヒアルロン酸には多くの種類があり、硬さや持続時間が異なります。MIYAフェイスクリニックでは、患者様の体質や要望に合わせて最も良いヒアルロン酸を選択しご提案いたします。

鼻へのヒアルロン酸注入詳細はこちら

ヒアルロン酸で改善できる鼻のお悩み

1.低い鼻を高くしたい

鼻の鼻根部(付け根)から鼻背部(鼻根部~鼻先までの間)にかけてヒアルロン酸を注入することで、鼻に「高さ」を出すことができます。鼻が低くて顔全体のバランスを整えたい方におすすめです。

2.鼻筋を通しすっきりした印象にしたい

鼻筋にヒアルロン酸を注入することで、鼻筋が通りスッキリとした印象になります。鼻全体が細く見え、相対的に小鼻が小さく見える相乗効果も期待できます。

ヒアルロン酸を使った切らない隆鼻術のメリット・デメリット

メリット1.ダウンタイムが少ない

美容外科の施術を受けてから、肌が元の状態へ戻るまでの期間を「ダウンタイム」と呼びます。ヒアルロン酸を使った隆鼻術は、このダウンタイムが少ないことが大きなメリットです。稀に内出血が出る場合がありますが、1~2週間で落ち着きます。
施術当日にメイクをして外出ができ、腫れや痛みも最小限で済みます。

メリット2.溶解注射で元に戻せる

ヒアルロン酸を注入した鼻の形が納得できず、元に戻したい場合にはヒアルロン酸の溶解注射を打つことで、ヒアルロン酸注入前の元の状態に戻すことができます。
期待していた仕上がりのイメージと異なった場合、簡単に元に戻し修正ができるというのもメリットといえるでしょう。

デメリット1.持続期間が限られている

注入したヒアルロン酸が吸収されて完全消失するまで約12ヶ月~15ヶ月程度であり、永久的ではありません。その為、再度注入する必要があります。

デメリット2.「高さ」に限界がある

ヒアルロン酸の注入による鼻の形成は限界があります。多くを鼻に注入しても高さを出すことには繋がらず、横に流れてしまい鼻筋が太くなってしまう場合もあり、鼻を高くするには限界があります。

鼻へのヒアルロン酸注入詳細はこちら

ヒアルロン酸を使った切らない隆鼻術のリスクと副作用

《リスク・副作用》
   内出血(2週間程度で治まります)、腫れ、稀に血流障害による組織壊死、ヒアルロン酸のアレルギーを起こす場合があります。

医療用の糸を使った切らない鼻整形

「鼻の形を変えたいけれど切るのには抵抗がある」という場合、切らずに鼻の形を整える方法があります。傷口が針穴のみのため、ダウンタイムが最小限となりますが、後戻りが多くあることや感染を起こした時の対応が難しくなるケースがあり注意が必要です。

1.医療用の糸で改善できる小鼻のお悩み

鼻の横幅や鼻の穴を小さくするのに適しています。また、ダウンタイムが少ない施術を行いたい、傷が目立たない施術を希望している方も多く選択されます。

2.医療用の糸を使った切らない小鼻整形のデメリット

あくまでも鼻翼の横幅や鼻の穴を小さくするだけで、小鼻のハリを大きく改善することはできません。また、上口唇の口ばし様の変形が生じやすく、後戻りがあり長期の持続効果を見込める治療ではありません。内出血が出た場合は、1~2週間で落ち着きます。施術後に鼻筋の曲がりや鼻の穴の歪みがでる場合があります。

1.医療用の糸で改善できる隆鼻・鼻筋のお悩み

切らずに鼻を高くしたい方や鼻筋を通したい方が選択される施術方法です。
また、スレッドリフト(糸リフト)による鼻の形成は、糸を挿入するだけであるためダウンタイムが少なく、手術に抵抗がある方におすすめされます。

2. 医療用の糸で改善できる隆鼻・鼻筋整形のデメリット

糸に感染を起こしてしまうと、抜去が難しいため治療が難渋しやすくなります。
ヒアルロン酸とは違い、溶かせないため、自然吸収するのを待つしかなく、好みの結果ではない場合修正困難となります。糸リフトによる鼻の形成術は、吸収糸のため溶けると効果がなくなるプチ整形治療の一つです。

鼻の軟骨を糸で留める切らない鼻尖(鼻先)整形

主に「団子鼻」と呼ばれる鼻の形を改善したい場合に使われます。鼻先を丸く見せる原因の一つに、鼻の軟骨が左右に開いていることがあります。この軟骨を糸で中央に寄せ、縫合することで鼻先を細くる鼻尖形成の方法の一つです。

1.軟骨を糸で止めることで改善できる鼻尖(鼻先)整形のお悩み

切らずに団子鼻を改善したい方が選択される施術方法です。また、糸で縫合するだけであるためダウンタイムが少なく、手術に抵抗がある方におすすめされます。

2.軟骨を糸で止める切らない鼻尖(鼻先)整形のデメリット

鼻の皮膚が厚かったり、皮下の軟組織が多すぎたりすると外見上の変化が乏しく満足のいく効果が出ないことがあります。また、施術した際の鼻先(皮膚側)に針穴が残り凹んだままになるリスクや、後戻りが多く、不適切な軟骨の引き締めにより、本来意図していない鼻の変形が起こる可能性があり注意を要します。

切らない鼻中隔延長整形について

切らない鼻中隔延長整形は、医療用の糸を用いて鼻先を伸ばした状態で固定する糸リフトによる鼻形成術です。 切らない鼻中隔延長整形は「傷跡がほとんど残らない」「ダウンタイムが短い」「比較的費用が安い」などのメリットがあるため、人気の施術です。 しかし、切らない鼻中隔延長整形には「持続期間が短い」という特徴が挙げられます。 多くの美容整形外科のサイトには持続期間は1年程度と記載されていることがありますが、中には1ヵ月程度で糸が切れて、効果が無くなるというケースもあります。 鼻の整形施術は非常に難易度の高いものなので、何度も鼻の整形を繰り返すものではありません。 技術を持った医師に相談し、適切な鼻中隔延長整形を行う事で、後戻りのない確実な効果を得られます。

MIYAフェイスクリニックが糸を用いた切らない鼻整形を行わない理由

切開せず針と糸だけによる鼻形成術を行うと、鼻のボリュームが変わらないため常に強い物理的な負荷がかかってしまうことで糸が外れてしまうことがあります。当然、糸が外れてしまうと元の形に戻ってしまいますが、その後再度糸を入れても再び後戻りを繰り返しやすくなります。
持続時間は、非常に短く、中には1ヶ月以内にほぼ元の状態に戻ってしまったとの話があるほどです。
このように、糸だけの施術は持続性に乏しく永久的な効果ではありません。また、形も自由に操作できない不確実さがありますのでおすすめしていません。
切らずに理想の美しい鼻になれる!と飛びついてしまう方も多いようですが、鼻の修正手術は比較的難しいことが多くリスクも高くなるため、鼻の整形は何度もするべきではありません。また、他院での施術の修正依頼でご来院される方も多くいらっしゃいます。糸だけでの手術は「一時的なもの」と考えていただいた方がいいでしょう。外科的に行っても、高度で確かな技術を持った医師であれば、後戻りの心配がなく効果的で自然な仕上がりになりますので患者様の理想のイメージの鼻整形を行う事が可能です。

MIYAフェイスクリニックの鼻の整形一覧はこちら

MIYAフェイスクリニックの鼻整形術

MIYAフェイスクリニックでは、効果を実感していただくために高い効果のある施術方法を用います。

  • 【鼻尖縮小術】
    鼻尖縮小術では皮下の軟組織と軟骨の一部を除去し、左右に広がった大鼻翼軟骨を中央に引き寄せて固定し、鼻先を縮小しスッキリと美しいシャープな鼻先にします。切開は鼻の穴の内側を切開しますので、傷口はほとんど見えません。
  • 【鼻翼縮小術】
    鼻翼縮小術では内側法・中間法・外側法の3段階に分類したそれぞれの適応に準じた鼻翼組織の外科的切除を行っております。鼻の横幅や鼻の穴の大きさを小さく形成します。
  • 【隆鼻術(ヒアルロン酸・鼻プロテーゼ)】
    隆鼻術では、切らない方法としてヒアルロン酸注入で行い、外科的な方法としてはシリコンプロテーゼの挿入を行っております。どちらも、患者様のご希望にあわせた形に注入したり、プロテーゼを細工して安全かつ効果を実感いただける方法で、鼻筋をとおし高い鼻に形成します。
  • 【鼻中隔延長術】
    鼻中隔延長術では、鼻先が低く高さが欲しい方、鼻先をツンとさせたい方、上向きの鼻尖を下げたい方は、ご自身の耳介軟骨を採取して鼻尖部に移植することで、鼻先を下方・前方に延長(鼻中隔延長)し、鼻先を整えて横から見た鼻のラインを美しくします。

詳しくはMIYAフェイスクリニックの鼻施術ページへ
※外科的な形成手術では多くの方が静脈麻酔(ショートorロング)を併用されています。

鼻整形手術のドクターの選び方

1.しっかりとしたカウンセリングを行っているか?

美容外科で美容医療を受ける時、最も大切なのは「医師との意思疎通」です。カウンセリングは最も重視されなければなりません。
できるだけ医師と十分話をして、施術前に持っている疑問は可能な限りクリアにしておきましょう。
クリニックによっては利益や効率を追求するあまり、スタッフにカウンセリングを丸投げし肝心の医師との対話は10分足らずということがあります。これでは言うまでもなく十分なカウンセリングを行っているとは言えません。
またカウンセリングをした医師と手術を行う医師が違うことがないよう必ずカウンセリング前に確認することをおすすめします。MIYAフェイスクリニックでは、宮里院長自らがカウンセリングから施術まで行い、患者様の理想をしっかりお聞きし、お顔全体のバランスとご希望を踏まえた効果的な治療をご提案させていただきます。

2.アフターケアは万全か?

術直後の状態が最終的な仕上がりではありません。手術を引き受けるという事は術後経過(仕上がりまで)をしっかり見届ける必要があります。
アフターケアを全く予定しない、または受け付けようとしない美容クリニックがあると聞きますが、外科医としては考えられない事です。それゆえ腫れや痛み・内出血などから回復するためにも、術後のフォロー体制が十分に用意されているクリニックが理想的です。
糸を使った切らない鼻整形を受けたが、万一のトラブル発生にて外科的治療を要する時に、切る治療は専門外という理由で対応しないドクターでは困ります。
施術後の医師のチェックや再度のカウンセリングにも対応してくれるかどうかも忘れずにチェックして下さい。

3.料金がわかりやすく、誠実な内容になっているか?

美容医療におけるトラブルは、残念ながら増加傾向にあります。政府からも発表があり、注意喚起が促されています。(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201307/1.html

  • 「より効果がある」として高額な施術を勧められる
  • 「安い方法だとこうなる」と極端に失敗した症例を見せられる
  • 金額で合意が得られないと感じると、「本日だけの特別価格」「値引き」と言って強引に契約させようとする

このような事例はトラブルの大きな原因となります。
自由診療であるため料金はクリニックによって異なります。必ずしも料金によりそのクリニックの実力を測れるものではないので、細かなところまでチェックし、納得のいく料金で施術を受けるようにすることが大切です。MIYAフェイスクリニックでは、公示どおり明朗会計で安心して施術を受けていただける体制を整えています。

鼻の形にお悩みの方は信頼できる医師に相談しよう

鼻は顔の中心にあり、非常に目立つ部分です。理想の形にしたい、コンプレックスを解消したいと考えて美容医療を受ける方も多くいらっしゃいます。
まずは、信頼できる医師を見つけ、不安や心配事を含めて細かく相談していくことが大切です。医師の経歴や日本形成外科学会専門医であるかどうかの他にも自分と共有できる美的感覚があるか、治療を行う医師がしっかり説明を行いアフターケアまで同じ医師が責任を持って行う等、いくつもあるポイントをどれだけ押さえているかもしっかり確認しましょう。
ご自身で納得のできる鼻整形を受けるためにも、時間をかけて医師選びをしてみて下さい。

MIYAフェイスクリニックの鼻の整形についてはこちら

本ページを監修した
医師情報

<医師名>

院長 宮里裕

院長 宮里裕

<資格>

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員

<医師の経歴>

1997年
近畿大学医学部 卒業
2003年
近畿大学大学院医学研究科 卒業。同附属病院形成外科(医学部講師)及び麻酔科、他関連病院形成外科(部長)等を経て、美容外科の基礎となる形成外科、麻酔科の診療実績を積み重ねる。
2008年
リッツ美容外科 大阪院
2011年
恵聖会クリニック 心斎橋院院長
2019年2月
MIYAフェイスクリニック 開院

<所属学会情報>