ワキ汗にラピフォートワイプ(原発性腋窩多汗症外用薬・保険適用)
ワキ汗にラピフォートワイプ(原発性腋窩多汗症外用薬・保険適用)とは
「原発性腋窩多汗症(ワキ汗)」の保険適応の外用薬

ラピフォートワイプ2.5%は、グリコピロニウムトシル酸塩水和物を有効成分とする日本で2番目の保険適用の原発性腋窩多汗症(ワキ汗)治療用の外用薬です。
交感神経からの汗を出す指令をエクリン汗腺が受け取れないようブロックすることにより、発汗抑制効果が期待できます。
ふき取りタイプの1回使い切りシート(ワイプ型)で、衛生的に使用でき、旅行や外出先でも手軽に持ち運びできます。
ボトックスのような注射は抵抗がある、エクロックゲル(塗るゲル剤)が合わなかったという方におすすめです。
ワキ汗でシャツの脇にシミができて人目が気になる、市販の制汗剤では効果が感じられないなど、ワキ汗にお困りの方はご相談ください。

■ラピフォートワイプについて
ラピフォートワイプ2.5%は、わき汗(原発性腋窩多汗症)の治療薬です。1回使い切りの拭き取りタイプ(ワイプ型)であり、両脇の下に塗布することで、汗が抑えられます。
ラピフォートワイプの有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物が、発汗を誘発するアセチルコリンの作用を阻害します。
■ラピフォートワイプの使用方法
1.塗布前に、脇をタオルで拭くなど清潔で渇いた状態にしてください。
2.1日1回、ラピフォートワイプ1枚を両脇全体に塗布します。この際、ゴシゴシとこすらないでください。
3.廃棄の際は、他の方が誤って触れないように注意してください。
4.使用後は直ちに手を洗い、手についた薬剤をきれいに洗い流してください。
■ラピフォートワイプの効果と持続性
ラピフォートワイプは、使用後8~10時間で効果が現れるとされています。個人差はありますが、毎日使用することで効果が安定し、発汗量の抑制効果を実感する方が多いです。発汗を完全に止まるわけではありませんが、発汗量を50%以上減らす効果が期待できます。
また、効果を維持するには、継続的に使用する必要があります。ラピフォートワイプの使用を中止すると、効果が徐々に薄れます。しかし、使用を中止しても、すぐに元の状態に戻るわけではありません。徐々に元の状態に戻ります。
継続使用することで症状のコントロールが可能になります。
症状が改善した場合でも、継続して使用するかどうかはご相談ください。
■ラピフォートワイプの注意点
・薬液が目に入らないようにしてください。万が一、目に入った場合は、すぐに水で洗い流してください。
・使用後は、必ず手を洗してください。
・傷口や湿疹がある場合は、使用しないでください。
・脇以外には使用しないでください。
・ラップフィルムなどで使用部位を密封しないでください。
・その他、異常を感じた場合にはすぐに中止してご連絡ください。
■ラピフォートワイプの副作用・リスクについて
ラピフォートワイプには以下のような副作用・リスクがあります。
・適用部位の皮膚炎や痒み
・湿疹などの皮膚の異常
・目がかすむ(目の調節障害)
・ドライアイ
・めまい
・まぶしくなる(羞明)
・口の渇き
・尿が出にくい、出ないなど(排尿障害)
その他、異常を感じた場合にはすぐに中止して、当院ご連絡ください。
料金
ラピフォートワイプ2.5% (ワキ汗) | ー | 保険診療点数に準ずる |
* 表示価格はすべて税込価格です