ニキビ・ニキビ跡(痕)の施術
ニキビとは
ニキビとは、おでこや頬、口周りや下アゴなどにできる発疹で、おもに思春期から青春期にかけてよく見られます。 一般に、思春期にできるのもが「ニキビ」、大人になってからできるものは「吹き出物」と言われますが、どちらも区別はなく、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚の炎症のことです。
■ニキビができる原因
ニキビあができる原因はさまざまですが、大きな原因は「皮脂分泌の増加」「毛穴のつまり」「アクネ菌の増殖」です。 ニキビは、皮脂が過剰に分泌しすぎる、ターンオーバーがうまくいかないなどが原因で、毛穴の出口が皮脂でつまることから始まります。この状態を「コメド(面ぽう)」(白ニキビや黒ニキビ)と呼びます。 そうすると、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に増殖し、炎症を起こして赤ニキビができます。 特に思春期に増加する男性ホルモンには皮脂の分泌を高める性質があり、思春期ニキビの発生に影響しています。また、もともとの脂性肌であったり、ホルモンバランスの乱れ、肌の乾燥や食生活の乱れ、ストレスなども皮脂分泌の増加につながり、ニキビの発生や悪化の原因になります。
■ニキビの種類
白ニキビ
白ニキビは、皮脂が毛穴につまった状態が続き、毛穴が閉じて溜まった皮脂が盛り上がってきます。発疹は白く見えます。
黒ニキビ
黒ニキビは、白ニキビが少し進行した状態で、皮脂が盛りあがり毛穴が開いてメラニン色素や酸化された皮脂などによって発疹が黒く見える状態です。
赤ニキビ
赤ニキビは、黒ニキビが悪化した状態で、皮脂に細菌が繁殖し炎症を起こし、発疹は赤く見えます。
黄ニキビ
黄ニキビは、赤ニキビが悪化した状態で、激しく炎症し黄色い膿が見えます。発疹は黄色く見えます。さらに、重症化すると、クレーター状のニキビ跡(痕)ができてしまうおそれがあります。
ニキビ跡(痕)とは
ニキビ跡(痕)は、ニキビによって肌にダメージが与えられ、ニキビが治った後に残る瘢痕(はんこん)のことを指します。赤みが残るものや炎症後の色素沈着、クレーター状の凹み(陥凹性瘢痕)や皮膚の表面が盛り上がった凸状(ケロイド)など、ニキビ痕もいろいろあります。
■ニキビ跡(痕)ができる原因
ニキビ跡(痕)ができる原因は、炎症を伴うニキビができた際に、皮膚組織や肌の中のコラーゲンやエラスチン繊維が傷ついたり、肌の色素が沈着したりするためです。
また、ニキビをかきむしったり、無理につぶしたりすることや、くり返しニキビができることで肌へのダメージも大きくなり、ニキビ跡(痕)ができやすくなります。
■ニキビ跡(痕)の種類
ニキビ跡(痕)の赤み
ニキビの炎症により肌がダメージを受けて薄くなり、皮膚が赤く見えている状態です。
ニキビ跡(痕)の色素沈着(茶色)
ニキビの炎症後は、肌を守るためにメラニンが過剰に生成されてしまいます。ニキビで皮膚組織が破壊された状態では、ターンオーバーが遅くなり、メラニンによる茶色い色素沈着(炎症後色素沈着)になります。
ニキビ跡(痕)のクレーター(凹み)
黄ニキビが悪化し、炎症によって肌の深部までダメージが及んでしまったことが原因で、真皮を破壊し修復ができたところとできなかったところの差がクレーターのような凸凹となった状態のことです。
ニキビ跡(痕)がクレーター状態になると、瘢痕組織に置換され、自然に元の状態に再生することは極めて難しくなります。
爪や不衛生な器具でニキビをつぶすこともクレーターの原因となります。
ニキビ跡(痕)のしこり
ニキビの炎症が治まった後にしこりのように肌が硬く盛り上がる状態のことです。肌の深部までダメージが及び、乱れた修復機能が過剰に細胞を生成してしまうことが原因です。痛みを感じることはありません。
ニキビ跡(痕)のケロイド(肥厚性瘢痕)
ニキビ跡(痕)が盛り上がってしまったもののことを、ケロイド(肥厚性瘢痕・ひこうせいはんこん)といいます。ケロイドの原因は体質的な要素が強いですが、ニキビの傷がきっかけとなり進行します。痛みや痒みを伴うことがあり、主にフェイスラインに多く見られます。
ニキビ・ニキビ跡(痕)の施術 よくあるご質問
Question
ダーマペン4は何に効果がありますか?
Answer
ダーマペン4は、ニキビ跡(痕)やクレーター、毛穴の開き・小じわの軽減といった肌トラブルの改善やエイジングケア効果が期待できる美肌再生治療です。また、肌悩みに対して最も効果のある薬剤を同時に塗り込んでいくことで、ハリ・ツヤ感アップ、美白、毛穴の引き締めなどお悩みに合わせて最適な治療をご提案をさせていただきます。
Question
ダーマペン4「スカートリートメントメソッド(Scar Treatment Method)」とはどのような施術ですか?
Answer
スカートリートメントメソッド(Scar Treatment Method)は、当院院長による針の深さMAX3.0mmの施術です。特にニキビ跡(痕)やクレーター、毛穴の開きに対し、効果的で安全なドクター施術です。
Question
ドクター施術と看護師施術によるダーマペン4の効果の違いはなんですか?
Answer
ダーマペン4は0.2~3.0mmと、針を刺す深さによって効果が異なります。ハリ・ツヤ・美白・肌質改善に対し、皮膚の浅い部位(0.2〜1.5mm)であれば看護師による施術が可能ですが、毛穴の開き・ニキビ痕やクレーターなどの治療は、3.0mmの深さまで針を刺す必要があります。しかし顔の部位によっては神経・血管損傷や内出血のリスクを伴います。これらのことから3.0㎜の治療は、肌の構造や施術効果などを十分に理解したドクターのみが可能な施術となります。
当院のダーマペン4は全て院長施術です。宮里院長が施術する事によって、患者様に最適な針の長さに調整しながら安心・安全に施術する事が可能です。
Question
ダーマペン4はどれくらいのペースで通う必要がありますか?
Answer
基本的に4週間から6週間に1回のペースで、3~5回の施術をおススメしております。
Question
ダーマペン4は痛みはありますか?
Answer
ダーマペン4の施術前に麻酔クリームをしっかり塗布いたします。針の深さが深くなってくると痛みは増しますが、施術中も痛みの度合いを確認しながら個別に針の深さを調整していきます。
Question
ダーマペン4の施術後、洗顔やメイクはいつからできますか?
Answer
洗顔、メイク、スキンケアは施術12時間後から可能です。
Question
ダーマペン4の施術後、気を付けることはありますか?
Answer
ダーマペン4の施術後のお肌は敏感になっていますので、保湿、UVケアをしっかりと行いましょう。
Question
ダーマペン4の治療効果はいつくらいから実感できますか?
Answer
ダーマペン4による針穴が治癒したのち、3~7日程度から効果を実感できる方が多いです。
Question
ダーマペン4施術後のダウンタイムを教えてください。
Answer
施術後は患部に赤み・むくみ等が出る場合がありますが数日程度で落ち着きます。お肌の乾燥や赤みは1週間程度続くこともありますので、しっかりと保湿と紫外線対策をしてください。
Question
ダーマペン4は傷痕が残る事はありませんか?
Answer
ダーマペン4で空いた穴は肉眼では見えないほど小さなもので1~2時間程度で塞がるため、傷痕の心配はございません。ただしケロイド体質などご不安な場合は、必ず担当医にお知らせ下さい。
Question
Question
ニキビ治療は1回で治りますか?
Answer
1回の施術でも効果は実感される方もいらっしゃいますが、複数回施術することでより効果を実感できます。また、定期的に施術をくり返すことで再発予防効果も高まります。
Question
ニキビを治すには何がいいですか?
Answer
当院では、患者様のニキビの症状に合わせてダーマペン4やケミカルピーリング、内服薬・外用剤などを適切にご提案いたします。
Question
ニキビ治療中にしてはいけないことはありますか?
Answer
すでにできているニキビをご自身でつぶさないように注意してください。
ご自身の手でつぶした場合、雑菌や細菌が患部に入り、かえってニキビを悪化させたり、周囲の皮膚が傷ついたりし、ニキビ跡の原因にもなります。
また、ニキビが生活習慣に起因することもあるため、普段の食事・睡眠などの見直しも必要です。
Question
ニキビ跡(痕)を綺麗にする治療に痛みはありますか?
Answer
ニキビ跡(痕)の治療によって痛みの程度が変わります。ケミカルピーリングは、ほとんど痛みを感じることはありません。ダーマペン4によるニキビ跡治療は、肌に針を刺す施術で、針の深さが深くなってくると痛みは増しますが、施術中も痛みの度合いを確認しながら個別に針の深さを調整することが可能なため、安心して施術を受けていただけます。
Question
ニキビ跡(痕)の改善にオススメの施術はありますか?
Answer
ニキビ跡(痕)治療には、当院ではダーマペン4をオススメしています。
超極細の針で肌の表面に穴を空け、傷を治そうとする(創傷治療)力で、空けた穴をひきしめ再生することによるニキビ跡(痕)を改善する治療法です。
Question
ニキビ跡(痕)にダーマペンを何回くらいやればいいですか?
Answer
個人差にもよりますが、ダーマペン4は1ヶ月に1度の施術を3~5回でニキビ跡(痕)に効果を実感頂けることが多いです。しかし、施術回数に制限はございません。
Question
ニキビ治療はどのタイミングで施術を受ければいいのでしょうか?
Answer
ニキビの治療は、できるだけ早く治療を始めることで、ニキビの悪化やニキビ跡(痕)になることを防ぐことができます。
Question
ニキビ跡(痕)はスキンケアで解消しますか?
Answer
一度ニキビ跡(痕)になると、ご自身でのスキンケアでは改善することは難しいことが多いです。特にクレーター状のニキビ跡(痕)になってしまうと、病態的にクリニックでの治療以外では改善の見込みが難しいため、早めの治療をおすすめします。
Question
ニキビ跡(痕)の黒ずみ・色素沈着は治せますか?
Answer
個人差や症状にもよりますが、ニキビ跡(痕)の黒ずみや色素沈着を改善することは可能です。
治療を複数回継続していただくことで、徐々に改善します。